サステナブル投資とトランジション(移行)投資
ブラックロックは受託者として、お客様の投資目標の達成をお手伝いすることに注力します。
サステナブル投資とトランジション投資の関係
サステナブル投資とは
サステナブル投資とは、ESG(環境・社会・ガバナンス)にかかわる目標、テーマ、検討課題を、投資選定の際の重要な要素として活用する投資手法です。従来からある財務分析と組み合わせて使用し、リスク調整後リターンの向上を目指す多様なアプローチを網羅する包括的なカテゴリーです。
トランジション投資とは
ブラックロックは、トランジション投資を低炭素経済への移行に対応し (“Preparing for”)、ネットゼロに整合し (“Aligned to”)、移行により創出される事業機会から恩恵を受け (“Benefiting from”)、そして移行に寄与すること (“Contributing to”)に焦点を当てる投資として定義しています。
低炭素経済への移行は、経済、産業、ビジネスを再構築する可能性を秘めた、数少ない大きな構造転換のひとつと言えます。現在、サステナブル投資の戦略すべてがトランジション投資に該当するとは限りません。またトランジション投資の戦略すべてがサステナブル投資に該当するとも限りません。これらの投資戦略の関係を理解することで、投資家は自身の目的に合った商品やソリューションを見極めることができます。
上記は例示のみを目的としています。イメージ図は、サステナブル投資とトランジション投資の関係を足元の運用資産残高をもとに示したものですが、正確な規模を反映したものではありません。詳細は、Firmwide ESG Integration Statementをご参照ください。
低炭素経済への移行をドライブする構造変化
技術革新、消費者と投資家の選好、政策の変化など、低炭素社会への移行に伴う構造的な変化は、生産と消費の再構築、設備投資の加速を促す役割を果たします。
上記の金額は米ドル建てです。出典: 1. ブルームバーグ「Electric Vehicle Outlook 2022」、2. ブラックロック・インベストメント・インスティテュート、データはSimfund及びBroadbridge、2023年1月時点に基づく、3. ブラックロック・インベストメント・インスティテュート及びWay他による「過去の経験に基づいたテクノロジーの見通しとエネルギートランジション、2022」、4. ブラックロック・インベストメント・インスティテュート、ロッキーマウンテン・インスティテュート、欧州委員会、2022年12月、5. 2021年から2027年のEUの長期予算と復興基金、Fit for 55:欧州議会及び欧州理事会による暫定合意、リパワーEUファイナンスの概要
受託者としてのサステナビリティ投資及びトランジション投資への取り組み
ブラックロックにおけるサステナビリティ投資及びトランジション投資への取り組みは、お客様に対する受託者責任に根ざしています。私たちは、お客様の投資目的を理解することから始め、お客様のニーズに合った選択肢を提供し、お客様からいただくマンデートの範囲で最良のリスク調整後リターンを追求します。リサーチ、データ、分析に裏打ちされた運用を行います。
リサーチ
ブラックロックは、気候変動やサステナビリティがポートフォリオに与えるリスクの分析を最前線にて行い、お客様をサポートします。ブラックロックは、セクターの専門家および気候学者を含む専門家チームを有しており、投資の源泉となるインサイトの研究を行っています。
ブラックロックのサステナブル投資プラットフォーム
ブラックロックのサステナブル投資プラットフォームは、お客様の投資目標・目的に沿う投資の選択肢を提供
プラットフォーム上の商品は、環境、社会および/またはガバナンスのデータをポートフォリオ構築のインプットとして使い、かつ一部の商品については長期的なサステナビリティ・アウトカムの創出を追求します。※1
※1 ファンドごとに定める投資目的に応じたサステナビリティ・アウトカムの創出を追求する As at December 2022.
スクリーニング | アップリフト | テーマ型 | インパクト投資 | |
投資手法 | 特定の環境、社会および/もしくはガバナンス特性に係る事業活動または発行体を除外することで投資対象を制限する手法 | 所定のユニバースまたはベンチマーク対比で、ポートフォリオの環境、社会および/もしくはガバナンス特性の改善を目的とする手法 | 経済的利益に加え、企業のビジネスモデルが長期的なサステナビリティ・アウトカムの創出を推進する発行体に投資する手法 | ポジティブかつ測定可能で付加性のあるサステナビリティ・アウトカムの創出を目的とする手法 |
分類についての詳細 | スクリーニングの実施に加えて、特定の発行体との対話を積極的に活用する手法も含む。 | 主に環境、社会および/ガバナンス関連のデータを活用しポートフォリオ構築や銘柄選択を行う。特定の投資目標を設定する手法も含む。 | 特定の環境または社会のテーマへのエクスポージャーを重視した戦略の構築を行う。 | 投資プロセスが、国際金融公社(IFC)が策定を主導したインパクト投資の運用原則の定める「付加性」および「意図性」を順守していることを明示しなければならない。 |
APACリーダー
1 炭素と生物地球化学的循環:Climate Change 2013: The Physical Science Basis. Contribution of Working Group I to the Fifth Assessment Report of the Intergovernmental Panel on Climate Change [Stocker, T.F., D. Qin, G.K. Plattner, M. Tignor, S.K. Allen, J. Boschung, A. Nauels, Y. Xia, V. Bex and P.M. Midgley (eds.)]. Cambridge University Press, Cambridge, United Kingdom and New York, NY, USA.
2 マッキンゼー、‘Asia’s net zero transition: Opportunity and risk amid climate action’, https://www.mckinsey.com/featured-insights/future-of-asia/asias-net-zero-transition-opportunity-and-risk-amid-climate-action, 2022年10月
3 SASB、‘Global Use of SASB Standards’, https://www.sasb.org/about/global-use/、2022年10月
4 ブラックロック、https://www.blackrock.com/hk/en/investment-ideas/sustainable-investing/time-for-asias-transition、2022年10月
5 ファンドごとに定める投資目的に応じたサステナビリティ・アウトカムの創出を追求する As at December 2022.
重要事項
- 当ファンドの基準価額は、当ファンドに組入れられている有価証券等の値動きの他、為替変動による影響を受けますが、これらの運用による損益はすべて投資家の皆様に帰属いたします。元金が保証されているものではありません。
- 当ファンドは、預貯金や保険契約とは異なり、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また販売会社が登録金融機関の場合、投資者保護基金の対象にはなりません。
- 当ファンドの受益権を取得される場合には、投資信託説明書(交付目論見書)を取得申込み前または申込みと同時にお渡しいたしますので、必ず内容をご確認のうえ、ご自身でご判断下さい。
- 本資料は、当社が信頼できると判断した資料・データ等により作成いたしましたが、その正確性および完全性について保証するものではありません。また使用されるデータ等は過去のものであり、今後の成果を保証・約束するものではありません。
- 本資料の内容は作成日時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
- 本資料に記載された基準価額は信託報酬を控除した後の価額、分配金は課税前の金額を使用しております。
- ファンドの運用期間が5年以上の場合、本資料に記載された「5年」、「10年」および「設定来」の基準価額の推移は週次の基準価額で表示しております。
- 分配金の金額は委託会社が基準価額水準、市況動向等を勘案して決定します。上記の表は過去の実績であり運用状況によっては、分配金額が変わる場合、あるいは分配を行わない場合があります。
- 分配金込みの基準価額の推移につきましては、運用レポート、運用報告書をご参照下さい。
MKTGM0424A/S-3528525