*毎月決算型のファンドですが、あらかじめ一定の分配金をお約束するものではなく、分配金のお支払いを保証するものではありません。
低下傾向の配当利回り
安定的に高い配当を得るにはどうすればいいのでしょうか?
選択肢として考えられるのが債券です。
債券とは、国や企業が信用力を担保に発行する金融商品で、投資すると定期的にクーポン(インカム)を得られるという仕組みです。実は今、債券の利回りは過去10-15年では高い水準にあります。特にアメリカ政府が発行する米国国債は年間4%もの利回りがあるため、S&P500の倍以上の配当が期待できます。
債券の利回りは魅力的ですが、もっと高い利回りを取りたい方への新たな選択肢があります。
それが、プレミアムインカムです。ETFでは馴染みのあるS&P500や米国債という投資でありながら、10%以上の利回りが期待できる商品「iシェアーズ S&P 500 プレミアムインカム ETF(愛称:プラスインカムS&P500)」と、「iシェアーズ 米国債20年超 プレミアムインカム ETF(愛称:プラスインカム米国債20年超)」があります*。
この2つのETFの魅力をご紹介します。
*出所:ブルームバーグ、ブラックロック。2025年7月末時点の「iシェアーズ S&P 500 プレミアムインカム ETF 」および「iシェアーズ 米国債20年超 プレミアムインカム ETF」の投資対象とするETFの利回りは10%以上。上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
プレミアムインカムとは?
プレミアムインカムとは、S&P500や米国債といった資産の1か月後の「値上がり期待」を他の投資家に売却することで得られる毎月の売却益(プレミアム)のことです。
S&P500や米国債といった資産に対してコールオプション(将来のある期日までに、あらかじめ定められた価格で買う権利)を売って毎月のインカムを得るプレミアムインカム戦略は、原資産の値上がり益の一部をあえて放棄する代わりに、安定的かつ継続的なインカムを獲得することを目的とした運用手法です。
原資産に対してコールオプションを売却することで、オプションの売却益(プレミアム)を得ることに加えて、原資産自体が生み出す株式の配当や債券の利子などのインカムも合わせてETFの分配金として払い出すことで、年間10%を超える分配利回りを実現することも可能となります*1。
値上がり益を放棄するこの戦略は、特に市場が緩やかに上昇している局面や、横ばいの相場、あるいは軽度の下落局面において有効性を発揮します*2。
上記は仮定に基づくイメージであり、実際の投資結果を反映したものではなく、将来の結果を保証するものでもありません。
「iシェアーズ S&P 500 プレミアムインカム ETF(愛称:プラスインカムS&P500)」は月に1%程度まで値上がり益が期待できる一方、それを上回る値上がり益については放棄しているため、市場が更に上昇しつづける場合には原資産よりもパフォーマンスは低くなる点には注意が必要です*3。
毎月継続して高いインカムを狙いたい方、今後の市場が横ばい、もしくは下落した際の対策をお考えの投資家におすすめです。
値上がりを続けているように見えるS&P500ですが、年間を通じて下落、横ばいになった年はこれまでにも多くありました。
出所:ブルームバーグ、2024年11月末まで
下落相場や横ばい相場ではプレミアムインカム戦略を活用することで安定的なインカム収益を獲得し、大きな値上がりが期待できる時には原資産であるS&P500や米国債に切り替えることで、さまざまな状況に対応できる投資が可能になります。
下の図のように横ばい相場でもプレミアム率(値上がり期待に基づく率:オプションプレミアム)が1%だった場合、3ヶ月で3%のインカムが得られます。毎月1%下落する局面においても、相殺されるため、マイナスを回避することができます。
上記は1%のOTM(アウト・オブ・ザ・マネー)の原資産のコールオプションを月次で売り建てるプレミアムインカム戦略のイメージです。毎月1%まで原資産の上昇による値上がり益を享受できる一方、1%を超える将来の値上がり益をあらかじめ売却する戦略です。仮定に基づく戦略の簡素化されたイメージであり、実際の投資結果を反映したものではなく、将来の結果を保証するものでもありません。ETFにかかる信託報酬率の費用等は考慮しておりません。
プラスインカムS&P500と原資産であるS&P500でポートフォリオを組んだ実例を見てみましょう。仮に過去1年でS&P500のみ100%の場合と、プラスインカムS&P500を20%の割合で加えた場合、ポートフォリオの属性は以下のように変化します。
*1 過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。「iシェアーズ S&P 500 プレミアムインカム ETF 」からの分配は、市場環境や運用状況等によって変動します。
*2 毎月決算型のファンドですが、分配金の支払いは保証されるものではありません。
出所:モーニングスター、ブルームバーグ、ブラックロック、2025年3月末時点。①は「iShares Core S&P 500 ETF」を100%、②は「iShares Core S&P 500 ETF 」を80%、「iシェアーズ S&P 500 プレミアムインカム ETF 」が投資対象とする「iShares S&P 500 BuyWrite ETF 」を20%組み入れた仮のポートフォリオ。過去1年間の比較。分配利回りは、米国上場ETFからの分配にかかる日米租税条約に基づいた税率10%の源泉徴収を考慮。上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
このようにプレミアムインカム戦略を活用すれば、安定的に受け取れる分配金を増やしながら、いつか相場が下がる時のクッションとすることが期待できるのです。
*1 出所:ブルームバーグ、ブラックロック。2025年7月末時点の「iシェアーズ S&P 500 プレミアムインカム ETF 」および「iシェアーズ 米国債20年超 プレミアムインカム ETF」の投資対象とするETFの利回りは10%以上。上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
*2 原資産の下落局面・横ばい・緩やかな上昇の局面では、「iシェアーズ S&P 500 プレミアムインカム ETF 」および「iシェアーズ 米国債20年超 プレミアムインカム ETF」はオプションプレミアムによる利益により、原資産をアウトパフォームすることが期待されます。あくまで仮定に基づくものであり、実際の投資結果を反映したものではなく、将来の結果を保証するものでもありません。
*3 「プラスインカムS&P 500」で採用する「プレミアム戦略」が1%のOTM(アウト・オブ・ザ・マネー)の原資産のコールオプションを月次で売り建てる戦略であるため。結果として、「プラスインカムS&P 500」では、毎月1%まで原資産の上昇による値上がり益を享受できる一方、1%を超える将来の値上がり益をあらかじめ売却することで、オプションプレミアムを享受することが期待されます。
高い利回りを期待できる米国債にもプレミアムインカム
先述したように、2025年9月末現在、米国国債は歴史的に見ても高い利回りが期待できる状況です。一般的に債券は株よりも値動きがゆるやかなので、インカム重視の投資に向いている商品です。
出所:ブルームバーグ、ブラックロック、2025年9月末時点。20年債が再発行された2020年5月以前のデータは、市場データをもとに算出した推計値を使用しています。
また、株と債券は商品特性や値動きが大きく異なり、併せ持ちをすることで分散効果も期待できるため、ポートフォリオに組み込む資産としておすすめです。
ただし、こちらのチャートを見てもわかる通り、債券の利回りはいつまでも高い水準のままとは限りません。そこで活用したいのが「プレミアムインカム戦略」です。
米国債でも、プレミアムインカムの仕組みを組み入れたETFがあります。それが「iシェアーズ米国債20年超 プレミアムインカム ETF(愛称:プラスインカム米国債20年超)」です。
このETFは年限が20年超の超長期の米国債を基にしたプレミアムインカム戦略で、信用力が高いと言われる米国債のクーポンに対してさらに毎月の分配金が上乗せされるという仕組みです。現在、米国債自体に比較的高水準のクーポン(利金)中心のインカムがあるのに加えて、さらにプレミアムインカムがつくため、インカムが二階建てとなり、高い利回りが期待できることが魅力です。
出所:ブラックロック、ブルームバーグ、2025年6月末時点の「iシェアーズ 米国債20年超 プレミアムインカム ETF」の投資対象とするETFの利回りの内訳。過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。「iシェアーズ 米国債20年超 プレミアムインカム ETF」からの分配は、市場環境や運用状況等によって変動します。
配当利回りは約17%にも*1
過去1年の「iシェアーズ米国債20年超 プレミアムインカム ETF(愛称:プラスインカム 米国債20年超)」と同戦略の米国上場ETFの分配利回りは約17%程度*1。また、原資産の米国債の価格が上昇した場合、値上がり益(キャピタルリターン)も月2%まで得られる可能性がある*2ので、緩やかな上昇局面では値上がり分も期待することができます。
iシェアーズは日本での米国債投資のトップブランド
東京証券取引所に上場するETFの中でも、iシェアーズは全体シェアの半分を占めるトップブランド。さらに年々、米国債への投資金額も増えているのが特徴です。
そんな米国債投資の可能性を広げる新しい投資ツール、それが「iシェアーズ米国債20年超 プレミアムインカム ETF(愛称:プラスインカム 米国債20年超)」です。
出所:ブルームバーグ、ブラックロック、2024年12月末時点
*1 出所:ブラックロック、ブルームバーグ、2025年7月末時点の「iシェアーズ 米国債20年超 プレミアムインカム ETF」の投資対象とするETFの利回り。
*2 「プラスインカム米国債20年超」で採用する「プレミアム戦略」が2%のOTM(アウト・オブ・ザ・マネー)の原資産のコールオプションを月次で売り建てる戦略であるため。結果として、「プラスインカム米国債20年超」では、毎月2%まで原資産の上昇による値上がり益を享受できる一方、2%を超える将来の値上がり益をあらかじめ売却することで、オプション・プレミアムを享受することが期待されます。
なぜ「カバ」のキャラクターなの?
投資のプロフェッショナルの世界では、このプレミアムインカムに期待する投資手法はカバードコールと呼ばれています。そのため、それを略してカバコと称され、それにちなんでカバのキャラクターを採用しました。
水と陸を行き来するカバのようにさまざまな相場に対応し、あなたの資産運用に自由な可能性をもたらすことを目指します。
iシェアーズ S&P 500 プレミアムインカム ETF
(愛称:プラスインカムS&P500)
信託報酬(税込):0.495%程度*
上場日以降からプロダクト関連情報ページの閲覧が可能となります。
iシェアーズ 米国債20年超 プレミアムインカム ETF
(愛称:プラスインカム米国債20年超)
信託報酬(税込):0.605%程度*
上場日以降からプロダクト関連情報ページの閲覧が可能となります。
*投資するETFの投資比率や報酬率が変更になる可能性があり、実質的な負担についても変動することがあります。詳細は、各ETFの目論見書をご参照下さい。
【iシェアーズETFに関して】
iシェアーズETFの記載は、ブラックロック・インク、ブラックロック・ジャパン株式会社を含むそのグループ会社(以下、「ブラックロック」といいます。)が設定・運用等を行う国内上場投信および外国籍ETFであるiシェアーズETFに関する情報を含む投資情報の提供を目的として作成されたものです。本ウェブサイトは、本邦での募集の取扱等に係る金融庁への届出等がされていない海外ファンド等について投資の勧誘等を目的とするものではありません。
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