
ESG投資で変化する社会に備える
※ファンドのリスク、費用および詳細については、投資信託説明書(交付目論見書)の内容をよくお読みください。
インパクト投資は、「経済的リターンに加えて、社会や環境に対して測定可能でポジティブなインパクトを創出することを目的とした投資」と一般に定義されています。
インパクト投資を通じて、より良い明日を創る。その想いを込めて「明日をつくる」と愛称に名付けました。

インパクト戦略を運用することを決めたきっかけは?
運用の世界に入る前に、世界銀行のエコノミストを含めて、開発経済の分野でキャリアをスタートしました。
1990年代の金融危機後のメキシコの回復に携わった後で、金融の世界で働く機会がありました。その後は、マルチアセットの運用者として、アジアや日本を中心におよそ15年のキャリアを経た後で、新興国の経済発展に対する情熱を、金融市場の資本の力と融合させる方法はないかと考えました。ただ、当時インパクト投資は存在しませんでしたが、それがまずプライベート市場で次第に成果がみられるようになり、上場企業に対しても応用できると考えました。そして7年前、インパクト戦略の提供を開始したのです。
コロナ禍で、特に着目した事業はありますか?
興味深いことがあります。ほとんど誰も新型コロナウイルスの感染のパンデミックを予期しておらず、投資家もそれに備えたポジションを取っていませんでした。そこで明らかになったのは、私たちが投資しているようなインパクト企業はそもそもソリューションの提供を事業の軸としています。今回の感染が直撃する中で、投資先企業の多くは非常に重要なソリューションを提供していたことが明らかになりました。例えば、医療機器の分野では、診断ツールを提供しているような企業は当然関わっていますし、ワクチンの製造能力を持っている企業もあります。また人口呼吸器をこれまで製造したことがなかった企業で、優秀なエンジニアが集まり、ものの数ヵ月のうちに、大量の人工呼吸器を作り、世界中の病院でそれが利用されている企業もあります。しかも1/20の費用で。また、地震や火災の際に、住民や従業員に周知するシステムを提供している会社もあり、新型コロナの感染拡大地域や規制の変更などを一度に知らせることができたのです。またバーチャルの世界では、オンライン教育を提供し、スキルのポータルサイトを運営している企業もあります。マイクロファイナンスを提供している企業、オンライン決済の企業もあります。そうした企業は動きが速く、従来の店舗を構えるビジネスからオンラインに素早く移行しました。こうしたソリューションを提供している企業に投資していたことが、この戦略の運用が昨年極めて順調に推移した背景にあると考えます。
投資企業との対話は行いますか?
インパクト戦略の投資家として、投資先の企業と対話する必要があります。素晴らしい企業と対話をしていますが、そうした企業はもっと良くなる可能性を秘めています。ESGの観点から対話する場合は、「どのように」したらより良い結果を生み出すことができるのかを追求します。インパクト投資の対話の場合は、企業の経営陣とパートナーを組み、「何をするのか」を追求し、もっとインパクトを生み出すサポートをします。それが経済リターンと、社会を良くすることにもつながります。これがさらなる超過リターン獲得の源泉となるのです。
あなたのチームを一言でいうと?
際限がない、リミットレスでしょうか。好奇心、調査にかける創造力、正しい解を得ようと振り向けるエネルギー、すべてリミットレス、チームが優秀であるのはこれが理由だと考えます。そうしたことをすべて合わせて、市場で過小評価されている企業に注目するのです。それが超過リターン獲得の隠れた源泉だと考えています。
インパクト投資戦略の運用者インタビュー
当ファンドが主要投資対象とする外国籍ファンドの運用責任者に、インパクト投資戦略の特徴や詳細を質問しました。
・インパクト戦略を運用することを決めたきっかけは?
・コロナ禍で、特に着目した事業はありますか?
・投資企業との対話は行いますか?
・あなたのチームを一言でいうと?
※詳しくは動画でご覧ください。(04:08)
インパクト投資と資本主義の未来
企業は、どれだけ収益を上げたかだけではなく、どれだけ社会的な影響(インパクト)をもたらしているかどうかで評価されるようになってきています。ブラックロックのインパクト投資部門の責任者であるエリック・ライスが、「インパクト投資の父」として世界で高く評価されているロナルド・コーエン卿と、インパクト投資が従来のリスクとリターンの方程式をどのように覆しているかを議論しています(2021年7月収録)。
【ロナルド・コーエン卿について】
ビッグソサエティ・キャピタル(英国)創設者、ポートランド・トラスト(2003~)、ブリッジズ・ベンチャーズ(2002~2012)創設者・会長、英国ソーシャルファイナンス(2007~2011)、米国ソーシャルファイナンス(2010~)の創設者・理事長。英国ベンチャー・キャピタル協会の創設者・元会長、欧州ベンチャー・キャピタル協会の創業者。EASDAQ(欧州店頭株式市場)創業者で元副会長、欧州NASDAQの全代表も務める。
オックスフォード大学を卒業し、オックスフォード大学エクセター・カレッジの名誉研究員でもある。ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得し、ヘンリー・フェローシップを授与された。
オックスフォード大学及びハーバード・ビジネス・スクール卒業後、26歳で後のエイパックス・パートナーズ(Apax Partners)の前身となる企業を創業。33年後に会長を退いた時点でエイパックスは8カ国に300人のスタッフを抱え400億ドル以上の投資規模と質の高い投資実績を誇るヨーロッパ最大のプライベート・エクイティに成長していた。英国の社会的投資タスクフォース、休眠資産委員会の会長を務める他、オックスフォード大学の投資委員会、ハーバード大学の資産管理組織のメンバー。ハーバード・ビジネス・スクールの学部長顧問委員会のメンバー、ベングリオン大学の副学長を務める。また、元ハーバード大学理事(2007-2013年)、元大英博物館評議員(2005-2012年)、元国際戦略研究所評議員(2005-2011年)を務めた。
インパクト投資理念に合致しない行動
- 投資において、炭素排出などの負の外部性をもつ企業への投資を単に削減すること
- 単にESG評価の高い企業に投資すること
- 明確なインパクト成果の目標を設定することなしに、単に投資の成果を開示報告すること
- 企業との目的を持った対話なしに投資を行なうこと

SDGsとは
「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals - SDGs)」 とは、2030年までに達成を目指した2015年9月の国連サミットで採択された国際目標です。
人々 |
|
地球 |
|
|
![]() |
![]() |
※ファンドのリスク、費用および詳細については、投資信託説明書(交付目論見書)の内容をよくお読みください。
ファンドの特色


※1: 上記の投資対象銘柄数は、今後変更になる可能性があります。資金動向、市況動向等によっては上記のような運用ができない場合があります。ファンドの運用プロセス等、詳細は目論見書にて必ずご確認ください。
※ファンドのリスク、費用および詳細については、投資信託説明書(交付目論見書)の内容をよくお読みください。
- 当ファンドの基準価額は、当ファンドに組入れられている有価証券等の値動きの他、為替変動による影響を受けますが、これらの運用による損益はすべて投資家の皆様に帰属いたします。元金が保証されているものではありません。
- 当ファンドは、預貯金や保険契約とは異なり、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また販売会社が登録金融機関の場合、投資者保護基金の対象にはなりません。
- 当ファンドの受益権を取得される場合には、投資信託説明書(交付目論見書)を取得申込み前または申込みと同時にお渡しいたしますので、必ず内容をご確認のうえ、ご自身でご判断下さい。
- 本資料は、当社が信頼できると判断した資料・データ等により作成いたしましたが、その正確性および完全性について保証するものではありません。また使用されるデータ等は過去のものであり、今後の成果を保証・約束するものではありません。
- 本資料の内容は作成日時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
- 本資料に記載された基準価額は信託報酬を控除した後の価額、分配金は課税前の金額を使用しております。
- ファンドの運用期間が5年以上の場合、本資料に記載された「5年」、「10年」および「設定来」の基準価額の推移は週次の基準価額で表示しております。
- 分配金の金額は委託会社が基準価額水準、市況動向等を勘案して決定します。上記の表は過去の実績であり運用状況によっては、分配金額が変わる場合、あるいは分配を行わない場合があります。
- 分配金込みの基準価額の推移につきましては、運用レポート、運用報告書をご参照下さい。
MKTGM0322A/S-2082272