BlackRock ishares

1億人の iシェアーズ投資家にむけて

iシェアーズのETFおよびインデックス・ファンドは、将来のために投資への一歩を踏み出そうとしている、何百万人もの投資家に利用されています。

*当資料は、ブラックロック・グループ(以下、ブラックロック)が作成した英語版レポートを基に、ブラックロック・ジャパン株式会社(以下、弊社)が翻訳・編集したものです。記載内容は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の金融商品取引の勧誘を目的とするものではありません。また、海外の個人投資家を主対象として作成されたものを参考情報として日本に居住する個人投資家様にご提供するものです。そのため、例示は日本の投資家様にあてはまらないものを含む場合がある点にご留意ください。

ミレニアル投資家のための次世代の投資ツール

上場投資信託(ETF)は、富裕層向けにポートフォリオを構築する資産アドバイザーから、ETFを通して債券市場にアクセスする政府系ファンドまで、様々な投資家に簡単かつ低コストで投資する方法を提供し、成長を遂げました。近年では、商品群の拡大により、サステナブルにカスタマイズした投資をETFやインデックス・ファンドを通して行うことも可能になりました。

2021年は投資家からの需要拡大を受け、ETF業界全体およびiシェアーズETFともに、記録的な成長を遂げた年となりました。1 この成長を後押ししたのは、以前からETFを利用していた投資家のみならず、初めてETFに投資をした人々も含まれます。なかでも特筆すべきは、欧米諸国のミレニアル世代*訳注1を中心にデジタル・プラットフォーム経由でETFに投資を始めた人々が急増したことです。ブラックロックの試算によると、2020年以降に世界全体で約4,000万もの証券口座が新規に開設され、米国だけで過去10年間の口座開設数を上回る、約3,000万もの新規口座が開設されたと推定されます。2

世界の各国の新規口座開設者のバックグランドは多種多様ですが、共通しているのは30代前半から半ばのミレニアル世代の割合が最も多いということです。3 しかし、ミレニアル世代に限らず、誰もがお金との付き合い方や管理に影響を与える出来事を経験するのではないでしょうか。例えば、ベビーブーマー世代は、自分の親世代が大恐慌時代に経験した金融不安を意に介することなく、80年代から90年代に株式に投資したかもしれません。これは、後に世界的な投資信託ブームを生み出しました。4 一方、卒業してすぐに世界金融危機を経験したミレニアル世代の中には、学生ローンなどの負債を抱え、マイホームの購入もままならない人たちもいます。5 新型コロナウイルスのパンデミックによる景気後退で最も打撃を受けたのは20代から30代の若者で、多くの人々が仕事や収入を失い、生活資金も十分にありませんでした。6

“投資初心者は短期売買を繰り返し、ミーム株(SNSなどで話題となった企業の株)の品定めにインターネット掲示板に張り付いている、というのは誇張されたイメージであり、実際にはETFを選択する投資家が増えています。

ここ数年の新たな投資家の急増は、ミレニアル世代が市場の混乱に尻込みすることなく、資産形成に必要なステップを一歩ずつ進めることを優先させていることの現れのように思われます。新たに投資を始めた人たちは、デジタル投資プラットフォームのシンプルな操作性とETFの利便性が投資の一歩を踏み出す後押しになったと感じています。7 また、口座開設の理由に、少額から投資を簡単に始められる点を挙げた人が多く、ほとんどの人が長期保有を意図しています。8 これは長期的な資産形成に向けた良い傾向です。

"投資初心者は短期売買を繰り返し、ミーム株(SNSなどで話題となった企業の株)の品定めにインターネット掲示板に張り付いている"、というのは誇張されたイメージです。 ナスダックが個人投資家の売買動向を分析した最近の調査によると、ここ数年間の個人投資家全体の累積投資額に占めるミーム株の割合は少なく、投資家の約3分の2はETFに投資しています。10 投資初心者とミーム株に対するイメージは、経済の不確実性が高い時代に成人したミレニアル世代が経済的安定を重視していることや、価格にシビアであることを見落としています。例えば、彼らは店舗で事前に調べた後オンラインで購入するなど、適正な価格に敏感です。また、サステナビリティに対する意識も高い傾向にあります。11  米国では、ミレニアル世代は、総人口に占める割合が他のどの世代よりも多くなりました。その多くが将来に向けた貯蓄を本格的に行う時期に差し掛かってきており、中には遺産相続する人々がいることも想定されることから、資産運用においてもミレニアル世代は中心的な存在となりつつあります。12 ミレニアル世代と同時期の32年前に誕生したETFは、低コストであることや利便性といった点などから彼らにフィットした投資ツールと言えるかもしれません。ミレニアル投資家によりETFの活用が進むことは、彼らの資産形成とETF市場の成長の双方において、利益があると言えるでしょう。13

2021年は、最初のインデックス・ファンドとETFの設定からそれぞれ50年、25年となる節目の年でした。我々は、iシェアーズに投資してくださっている、1億人以上の投資家の皆さまに対する責任の重さに、身が引き締しまる思いで2021年を迎えました。14 そして、2021年末には、新たに500万人がiシェアーズETFに投資し、1,000万人がiシェアーズのインデックス・ファンドやブラックロックLifePathファンド(ターゲット・デート・ファンド)、確定拠出年金等に採用されているiシェアーズのインデックス・ファンドに投資をしてくださいました。15 iシェアーズは、投資を手軽に、かつ低コストにするとともに、サステナビリティへの配慮などを反映したカスタマイズ商品を提供することで、中長期の投資ニーズにお応えする商品群を揃えていると自負しています。本稿では、これから投資の一歩を踏み出す方が、なぜiシェアーズを検討すべきかについてご説明するとともに、我々が今後5年間でiシェアーズの投資家がさらに1億人増加し、その中心的存在がミレニアル世代になると考える理由についてもご説明します。

数字で見るiシェアーズ

市場アクセス

1億2,000万人以上の投資家がiシェアーズに投資をしており、一人当たりの平均投資額は5万米ドルです。49

低コスト

iシェアーズ・コアシリーズETFの平均経費率は、類似エクスポージャーの米国籍アクティブ・ファンドの平均経費率より92%も低く設定されています。50

サステナブル投資

iシェアーズのサステナブル型ETF/インデックス・ファンドの運用資産残高は、2,300億米ドルに達し、2020年から倍増しました。51

カスタマイズ

ブラックロックは、年金基金が投資先企業の経営に関して直接議決権を行使できるようにするため、議決権行使システムを拡張します。これにより、約6,000万人の年金基金加入者が議決権行使に関与できるようになります。52

市場へのアクセス

より多くの人々にとって投資が身近な存在になるために

投資をより簡単にするために、障壁を取り除き、長期的な資産形成を応援します。

便利であること

ミレニアル世代の購買行動は、その他の世代の消費行動を変え、車から音楽に至るまで、あらゆるものが手軽により低価格で購入できるようになりました。16 この傾向は、投資の敷居を下げることにも波及しています。数年前まで世界の主要なデジタル投資プラットフォームは、ETFの売買に手数料を課していましたが、今日では、世界十数か国の何億もの人々が主要なオンライン・プラットフォームを通じて、iシェアーズETFを手数料なしで取引しています。多くの場合、スマートフォンを数回タップするだけで取引でき、口座を維持するための最低残高もありません。17

我々は、より多くの人々が早い時期に投資を開始し、かつ最も効率的な方法で投資するお手伝いをしたいと考えています。なぜなら、投資を開始する時期の遅れは高くつく可能性があるためです。これは説明のために非常に簡略化した例ですが、退職までに100万米ドル(約1億1,500万円)の資産形成を目指した場合、25歳なら毎月の投資額は約160米ドルですが、35歳ではその3倍近くの金額が必要になります。18 ETFは投資の敷居を下げることで、少額で投資を始めることを可能にしています。米国では、2020年に新たに投資を開始した人の3分の1は、口座残高が500米ドル未満でした。19

様々な市場に少額で分散投資ができるというETFの利便性が、初めて投資を始める人々に選択肢を提供しています。

初めて投資を始める人の増加とともに、ETFに投資する人の数も増加しています。米国では中間所得層を中心に、1,200万人近くが直接的または間接的にETFに投資をしており、その数は5年前からほぼ倍増しました。20 欧州と南米では、従来は資産形成は銀行預金のみを利用することが一般的でしたが、今では初めての投資商品にiシェアーズETFを選ぶ個人投資家が増え、資産形成の新たな文化が生まれつつあります。例えば、ドイツではiシェアーズETFを積立プランで利用する人は、一人当たり平均して月に168ユーロを投資しており、投資家の数は2年前から3倍増加し、200万人近くに達しました。21 2021年に、ブラックロックはフランスの大手デジタル銀行と提携し、社会的責任投資型のファンドを設定しました。22 iシェアーズETFを内包するこのファンドは、150ユーロから投資できます。また、ブラジルでは、国内の証券取引所に上場されているiシェアーズETFを証券会社のオンライン・プラットフォームでわずか10米ドルから投資できるようになりました。より簡単に、かつ少額から投資する手段を求めていたブラジル国内の投資家からの資金が流入し、1年足らずでETFの純資産残高は10億米ドルを超えました。23

デジタル投資プラットフォームが投資をより手軽にしたことで、より多くの人々がETFに投資するようになっています。しかし、手数料や経費率の低下だけがその理由ではありません。様々な市場に分散しながら少額から投資できる、ETFの利便性が新しい世代の投資家を呼び込んでいるのです。

BlackRock ishares
低コスト

投資をより低コストにするために

投資家の手元により多くのリターンが残るよう、iシェアーズは低コストの商品群を提供します。

高額なコストを避ける

インターネット上での評価や口コミが広く普及し、価格の透明性が向上したことで、ミレニアル世代はより価格に敏感な利用者となりました。彼らは、食料品から自動車保険まで、あらゆるものの価格を比較し、金額に見合う最大の価値を追求する傾向があります。24 資産形成においてファンドの高い経費率は、リターンを低下させる可能性があるため、価値があるかどうかの見極めが重要となります。

インデックス・ファンドとETFの平均経費率は、市場の発展とともに低下し、現在最も低い水準にあります。25 20年以上前、iシェアーズETFが誕生した当時の全iシェアーズETFの平均経費率(運用資産加重ベース)は、ETFよりもずっと大きな市場規模を持つ投資信託の平均コストの半分以下でした。26 低コストのETFは、資産運用業界全体の価格競争を刺激し、現在投資信託の平均経費率は20年前の約半分となりました。ETFだけでなくその他の投資商品においてもコストが低下したことで、投資家にとっては数十億米ドルのコストの節減につながりました。27

インデックス・ファンドとETFの平均経費率は、市場の発展とともに低下し、現在最も低い水準にあります。

iシェアーズを保有する投資家の数が増えること-すなわち残高が増えることは、我々にとっては規模の利益を活かして、コストの効率化ができることを意味します。米国と欧州では、iシェアーズ・コアシリーズETFの平均経費率は、アクティブ型投資信託の平均経費率の約10分の1です。28 ブラックロックは2021年に米国でモーニングスター社と提携し、市場で最も低コストの株式ETFを9本設定し29、さらにiシェアーズの資産配分型ETFの経費率を引き下げました。これは、アドバイザーなどを介さず自身で投資する投資家が株式と債券に分散されたポートフォリオに単一のETFを通して、低コストで投資できるようにするためです。30 欧州では、インフレ懸念の高まりを受けて、インフレ感応度の高いiシェアーズETFの経費率を引き下げ、価格に敏感な投資家がインフレリスクのヘッジをポートフォリオに反映できるよう選択肢を増やしました。31 このような経費率の引き下げを実施したことで、過去5年間で全世界のiシェアーズ保有者の負担コストは、総額5億米ドル以上削減されました。32

我々は、より多くの人々が長期的な投資目標を達成できるよう、運用商品のコストに重きを置いています。iシェアーズ・コアシリーズETFなどに代表されるコストを抑えた商品をご提供することは、お客様の長期的な資産形成の支援につながり、結果的にiシェアーズ自体の成長にもつながると考えています。

Water treatment plant
サステナビリティ

サステナブル投資はより良いリターンの創出に寄与すると考えます

選択肢の多さと透明性で投資家のニーズに応え、低炭素経済への移行に備えます。

低炭素社会に備える

気候変動は社会全体の重要な問題です。特にミレニアル世代は、気候変動を自分たちの世代が直面する最大の課題の1つと捉え、今すぐ行動を起こす必要があると主張しています。33 気候変動とサステナビリティに関する彼らの考え方はすでに、居住地、消費行動、投資先など、経済面の意思決定に影響を及ぼし始めています。2021年、iシェアーズのサステナブル型のETFとインデックス・ファンドを通して、世代や地域を問わずあらゆる投資家がより手軽に、より効率的にサステナブル投資をすることができるようになりました。その結果、サステナブル型商品の運用資産残高は倍増しました。34

ブラックロックはサステナブル投資に注力していますが、これはお客様のニーズに応えるためだけでなく、サステナビリティは長期的に投資リターンを向上させる可能性があると確信しているためです。iシェアーズは、世界最多の180以上のサステナブル型ETFを提供しており、商品数は後続のETFプロバイダーの約1.6倍です。35 選択肢が多いということは、特定の企業や業界を除外することや、サステナビリティでリーダーシップを発揮している企業を選好する、あるいは低炭素経済への移行で中心的役割を果たす企業に投資する、といった決定を行えることを意味します。

ブラックロックはサステナブル投資に、より多くの選択肢と透明性の高い評価指標を提供することで、投資家を支援します。

2021年にブラックロックは、低炭素社会への移行をリードする企業に投資するアクティブETFを設定しました。このうちの1本は、アクティブ型、インデックス型を問わず全カテゴリーの中で米国史上最大のETFとなりました。36 さらに欧州では、パリ協定の要件に沿った炭素排出量の削減を目指す企業に投資するETFを設定しました。37

また、投資家が十分な情報に基づいた選択を行えるよう、新しい分析および評価指標の提供を目指しています。3年前、ブラックロックは他社に先駆けて、すべてのiシェアーズETFにおいて、入手可能なデータに基づく環境・社会・ガバナンス(ESG)と炭素強度の評価指標を提供しました。38 2021年末までに、ブラックロックのETFとインデックス・ファンドについて、ITR(Implied Temperature Rise)指標を開示する予定です(訳注:2021年12月に開示済み)。ITRは将来の見通しに基づくフォワード・ルッキングな指標で、パリ協定の温度目標との整合性を示唆するものです。グローバルなETFプロバイダーでITRを開示するのはブラックロックが初めてとなります。39

ブラックロックはサステナブル投資に、より多くの選択肢と透明性の高い評価指標を提供することで、投資家を支援します。

Hands holding ice-cream cones
カスタマイズ

ポートフォリオのカスタマイズを実現する、質の高い商品設計を目指します

多種多様なiシェアーズETFとインデックス・ファンドを組み合わせて、独自のポートフォリオを構築することができます。

質の定量化とポートフォリオのカスタマイズ

つい最近まで、音楽の購入やダウンロードは、ほぼアルバム単位でした。しかし、ミレニアル世代はオンデマンドでの購入を好み、パーソナライゼーション・テクノロジーの進展も相まって、ほぼすべての曲はリアルタイムのストリーミングが可能になりました。40 ETFとインデックス・ファンドも、投資のパーソナライゼーションを実現するテクノロジーという点では似ていると言えるでしょう。iシェアーズETFは、全世界で1,200本を超えるETFを運用しており*訳注2、どのETFプロバイダーよりも多くの商品ラインアップを揃えています。先ほどの音楽の話に例えるなら、ETFで独自のプレイリストの作成、つまり様々なiシェアーズETFを組み合わせて数百万通りのポートフォリオを構築することができるのです。41 よりカスタマイズされたインデックスの構築を希望する投資家には、ブラックロックのAladdin®テクノロジーが機関投資家に対して長年にわたりカスタム・インデックスの提供を行っています。また、最近ではAperioがブラックロックの傘下に入ったことで、米国では富裕層向け資産運用アドバイザー向けに同様のサービスをご提供できるようになりました。42

ブラックロックでは、ETFとインデックス・ファンドをテクノロジーと表現することがありますが、これは優れたテクノロジーに高い信頼性が求められるように、お客様から期待されている高い信頼性を忘れないようにするためです。我々は、複数の手法で数千のインデックスのパフォーマンスを追跡し、指数に対するiシェアーズの運用の質を評価していますが、2021年はiシェアーズにとって傑出した年となりました。例えば、3,190億米ドルを運用するiシェアーズ・コアS&P500 ETFは、米国のS&P500指数連動ファンドの中で最もS&P500指数に精緻に連動したファンドでした。同ETFの過去10年間の平均トラッキング・エラーは1ベーシスポイント(1ベーシスは100分の1パーセント)未満です。43 債券市場を例にとると、2021年に世界で最も流動性の高かった債券ETF上位10銘柄のうち7銘柄はiシェアーズ債券ETFでした。44 また、世界全体のiシェアーズETFの取引量は、2021年の1月から10月までで8兆米ドルと過去最高を記録し、機動的に市場へのエントリーやエグジットを可能にする手段として、iシェアーズETFが利用されていることがわかります。45

ブラックロックは世界全体で1,200本を超えるETFを運用しており、ETFプロバイダーとしては世界最大規模を誇ります。まるで投資家は独自のプレイリストを作るように、iシェアーズを組み合わせることで、数百万通りのポートフォリオを構築することができるのです。

iシェアーズ/インデックス投資部門のCIOであるサマラ・コーエンは、「iシェアーズの運用は、決してパッシブ(受け身)ではない」 という表現を好んで使います。コーエンが率いるiシェアーズ/インデックス投資部門は、世界のほぼすべての主要地域にポートフォリオ・エンジニア、インデックス・リサーチャー、データ・サイエンティスト、トレーダー、テクノロジストを擁しています。46 彼らはAladdinテクノロジーを活用し、大手金融機関、取引所、カストディアン、指数提供会社と提携して、iシェアーズが上場するすべての市場で、特に市場ストレスが高まっている局面でも、質の高い運用の維持に努めています。

こうした運用基盤により、投資家のニーズに合わせて、新たに商品をカスタマイズすることが可能になります。例えば、我々のお客様に、投資先企業の議決権行使における選択肢を拡充するのはその一例です。ブラックロックのインベストメント・スチュワードシップ・チームは、受託者責任を果たす上で中核的役割を担い、お客様の長期的な利益を最大化するよう議決権を行使しています。しかし、議決権の行使にあたり、発言力を高めたいというお客様の声があることも認識しています。そのため、2022年からブラックロックの投票システムを拡張し、年金基金が投資先企業の経営に関して直接議決権を行使できるようにします。これにより、世界で約6,000万人にも及ぶ基金加入者が議決権を行使できるようになります。47 ブラックロックは将来的に、現地市場の法律、規制、事業運営上認められる限りにおいて、ETFとインデックス・ファンドにも議決権行使の選択肢を拡大することを目指しています。多くのインデックス投資家は長期投資家であり、ポートフォリオ企業の保有期間は平均25年に及びます。また、議決権の行使は戦略的思考の形成に寄与することから、選択肢の拡充は極めて重要だと考えています。48

より良い投資の未来とは、投資家が各自の投資目標を実現することです。ブラックロックは、これからもETFとインデックス商品を拡充し、多岐に亘る商品ラインアップを投資家の皆さまに提供できるよう努めてまいります。それとともに、議決権行使の選択肢など、お客様が求める市場の質と投資家のニーズに合致したポートフォリオを構築するためのツールをご提供するため、引き続き革新的な取り組みを進めてまいります。52

*訳注1 米国の代表的なシンクタンクのひとつであるピュー・リサーチは、ミレニアル世代を1981年~1996年に生まれた人と定義しています。https://www.pewresearch.org/fact-tank/2019/01/17/where-millennials-end-and-generation-z-begins/(2022年1月17日アクセス)

*訳注2 全世界で提供されているiシェアーズETFの数であり、日本国内在住の投資家が取引不可なものも含みます。詳しくは取扱金融商品取引業者(証券会社)までお問合せください。

1 BlackRock Global Business Intelligence(2021年11月30日時点)。年初から11カ月間のiシェアーズETFへの資金流入額は世界全体で2,570億米ドルとなり、2017年に記録した最高額2,460億米ドルを上回りました。
2 新規口座に関する推定:【米国】フィナンシャル・タイムズの2021年10月18日付記事“Is the army of lockdown traders here to stay?”によると、データ提供会社BrokerChooseはパンデミック発生後の12カ月間に米国で新たに3,000万口座が開設されたと推定。【英国】英国金融行為監督機構によると2020年4月から2021年4月までに710万口座が新たに開設されました。【ドイツ】ドイツ株式研究所によると、株式の直接またはファンドを通じた保有者が2020年に220万人増加しました(Aktionärszahlen 2020、“Deutschland und die Aktie?”)。【オーストラリア】オーストラリア証券投資委員会のデータによると、初めて取引をした投資家の口座数は約70万に上りました。【カナダ】2020年1-3月期だけで50万もの口座が開設された(Financial Post、“‘Money to be made’: Meet the new retail investors flooding the market amid the pandemic”、2020年7月6日)。過去5年間の推定値は、Charles Schwab、Fidelity、Robinhood、E*tradeが公表しているブローカレッジ・データを基に算出(2019年は760万口座、2018年は420万口座、2017年は270万口座、2016年は230万口座、2015年は190万口座)。
3 Charles Schwabの“The Rise of the Investor Generation: 15% of U.S. Stock Market Investors got their start in 2020, Schwab Study shows”(2021年4月28日)によると、2020年以降に投資を開始した人々の年齢の中央値は35歳であった一方、2020年以前に投資を開始した人の中央値は48歳でした(Logica Researchが2021年2月1日から2月16日まで実施したオンライン調査に基づく)。Saxo Marketsの“The Changing Traders of Saxo Markets”(2021年3月17日)によると、英国における新規投資家の平均年齢は2020年12月時点では40歳でしたが2021年1月には36歳に、2021年2月には35歳に低下しました。FINRA Investor Education Foundationが実施した調査によると、2020年の新規投資家のうち最も多かったのは30–44歳で、新規投資家の過半数は白人でしたが、人種の多様性の高まりが確認されました(Mark Lush, Angela Fontes, Meimeizi Zhu, Olivia Valdes and Gary Mottola、“Investing 2020: New Accounts and the People Who Opened Them”、FINRA Foundation and NORC at the University of Chicago、2021年参照)。
4 ダラス連邦準備銀行、“The Rise of Stock Mutual Funds”、Southwest Economy(Issue 1、January/February 2001)
5 ブルームバーグ、“Millennials Are Running Out of Time to Build Wealth: The oldest members of the generation turn 40 this year. They’re only 80% as wealthy as their parents were at this age.”、2021年6月3日
6 フィナンシャル・タイムズ、“Young people, their money, and how all is not lost”、2021年4月2日
7 Deloitte、“The rise of newly empowered retail investors”、2021年2月22日。Trackinsightの“Global ETF Survey 2021”もご参照ください。同調査によると、ETF投資家の77%が、ETFを利用する理由として分散投資が容易であることを挙げ、68%が「取引の容易さ」が主な理由であると回答しています。
8 Charles Schwab、“The Rise of the Investor Generation: 15% of U.S. Stock Market Investors got their start in 2020, Schwab Study shows”、2021年4月28日。2021年4月、英国の投資プラットフォームFreetradeは、英国の個人投資家のより正確なイメージを把握するために、同社の取引アプリのアクティブ・ユーザー2,092人を対象に、投資の動機、投資目標および投資習慣について調査し、属性データとユーザー行動を分析しました。また、Mark Lush, Angela Fontes, Meimeizi Zhu, Olivia Valdes, and Gary Mottola、“Investing 2020: New Accounts and the People Who Opened Them”、FINRA Foundation and NORC at the University of Chicago、2021年: pp. 8–9によると、2020年に証券口座を新規開設した理由として最も多かったのは、少額から投資を始められることでした。これに関連して、英国の投資プラットフォームFreetradeの分析によると、Z世代(24歳以下)の投資家が保有する上位10銘柄のうち5銘柄はETFでした。
9 Investopediaによると、ミーム株とは、オンラインおよびソーシャルメディア・プラットフォームを通じて、熱狂的に支持されている銘柄を指します。ミーム株は2020年に注目を集めました。
10 Nasdaq、“A New Way to Look at Retail Trading Trends”、2021年11月18日(チャート4)。Nasdaqが独自のメソドロジーに基づき算出した個人投資家の銘柄ベースでの累積取引(取引額の45%)、2019年12月31日から2021年11月15日。累積取引データは、ETF(Exchange Traded Fund)のほか、 ETN (Exchange Traded Note)、ETC (Exchange Traded Commodity)、ETI (Exchange Traded Instrument)等の上場金融商品を含みます。
11 McKinsey、“Cracking the code on millennial consumers”、2017年3月18日
12 ピュー・リサーチ、“Millennials overtake Baby Boomers as America’s largest generation”、2020年4月28日。世界経済フォーラム、“There are 1.8 billion millennials on earth. Here's where they live”、2021年11月8日
13 Salim Ramji、フィナンシャル・タイムズ、“As the ETF turns 30, it is time for active managers to embrace it”、2020年3月4日
14 ブラックロック、“Every step counts: Fifty years of indexing have proven investing doesn’t need to be complex”(邦題:インデックス投資50年の歩み)、2021年1月13日
15 推計値は、ブラックロックのiシェアーズのETF/インデックス・ファンド、LifePathファンド(ターゲット・デート・ファンド)、確定拠出年金等に採用されているiシェアーズのインデックス・ファンドの合計から、ブラックロック、Broadridgeのデータをベースに算出(2021年11月4日時点)。推計のベースとなったデータは以下の通り;Blackrock FP&A(2021年10月31日時点の機関投資家顧客のインデックス運用資産残高)。フォーチュン100社(2019年6月)およびブラックロックのLifepath確定拠出年金の顧客(2021年10月31日時点)の20%がブラックロックのターゲット・デート・ファンドを選択していると推定。関係する様々な顧客のウェブサイトから入手した、公表されている平均「加入者数」の統計データ。米国のiシェアーズ投資家は、米国でiシェアーズETF(またはインデックス投資信託)を保有する口座の銘柄別総数を使用し、1世帯当たり、1利用者当たりの口座数および1口座当たりの保有銘柄数の内部推計に基づいて計算。インデックス運用をマンデートとする機関投資家顧客(ETFを除く)の推計は、ブラックロックの運用資産残高および全口座の利用者数に基づく。
16ニューヨーク・タイムズ、“Happy to Shun Showrooms, Millennials Storm the Car Market”、2021年9月27日。McKinsey、“Ordering in: The rapid evolution of food delivery”、2021年9月22日。
17 データは、手数料なしの大手証券会社が存在する米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、オーストリア、ベルギー、オランダ、スペイン、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、香港の成人人口(18歳以上)に基づく。
18 ブラックロック。例示のみを目的とした仮定の事例であり、特定の成果を保証するものではありません。10%の年間リターンを65歳まで毎月複利計算し、40年後に100万米ドルになると想定した場合、25歳の投資家は毎月160米ドルの貯蓄が必要になりますが、35歳の投資家が同じ水準を実現するには、毎月440米ドルの貯蓄が必要となります。モーニングスターによると、S&P500指数の(2021年10月31日までの)過去10年、20年、30年、40年、50年の年率平均リターンは、それぞれ16.21%、9.77%、10.76%、12.28%、11.26%でした。指数のパフォーマンスは例示のみを目的としています。指数のパフォーマンスには運用報酬、取引コスト、経費は反映されていません。指数は運用されておらず、指数に直接投資することはできません。過去の運用実績は将来の成績を保証するものではありません。記載されている情報は手数料、税務上の影響、その他の取引コストを考慮しておらず、これらを考慮した場合、投資戦略または投資決定の経済的効果に重大な影響を及ぼす可能性があります。
19 Mark Lush, Angela Fontes, Meimeizi Zhu, Olivia Valdes, and Gary Mottola、“Investing 2020: New Accounts and the People Who Opened Them”、FINRA Foundation and NORC at the University of Chicago、2021年:pp. 2–11。急成長を遂げている米国の証券会社Robinhood Markets, Inc.の共同設立者兼CEO、Vladimir Tenev氏が米下院金融サービス委員会の公聴会で行った証言(2021年2月18日)のセクションIVによると、同社の顧客の平均年齢は31歳で、口座残高の中央値は240米ドルです。
20 2021年のInvestment Company Institute Factbookによると、米国でETFを保有している世帯数は、2016年の590万世帯から2020年には1,170万世帯に増加しました。米国国勢調査局によると、2021年の1世帯の平均人数は2.51人でした。
21 ブラックロック(2021年11月時点)。“BlackRock, extraETF raise growth projection for ETF savings plans”、2021年10月28日。
22 プレスリリース:“BOURSORAMA COMPLÈTE SON OFFRE DE PLACEMENTS AVEC MATLA, LE PLAN EPARGNE RETRAITE INDIVIDUEL LE MOINS CHER DU MARCHÉ (1) ET 100 %”、2021年9月23日。
23 iシェアーズは、2020年11月にブラジルで37のブラジル預託証券(BDR)のETFを設定しました。1年後、銘柄数は74に拡大し、10億米ドルを超える資金を集めました。
24 Goldman Sachs Asset Management、“Investing in the Millennial Effect”、2016年9月。Deloitte、“Millennials and beyond: Brand growth through a cross-generational approach to consumer profiling”、2018年7月27日。
25 モーニングスター、“2020 U.S. Fund Fee Study”、8月24日。
26 モーニングスター:2000年時点の資産加重ベースの平均年間ファンド手数料は0.93%でした(モーニングスター、“2020 U.S. Fund Fee Study”、8月24日)。モーニングスター、ブラックロック:2000年時点のiシェアーズETFの資産加重ベースの手数料は0.38%でした。
27 モーニングスター、“2020 U.S. Fund Fee Study”、8月24日
28 米国:ブラックロックおよびモーニングスター、2021年11月時点。2021年11月時点に米国で提供されている、iシェアーズ・コアシリーズETFの目論見書記載の平均純経費率(0.078%)と、比較可能なモーニングスターの「グローバル・ブロード・カテゴリー・グループ」に属する投資信託(債券、株式、バランス型を含む)の目論見書記載の平均純経費率(0.997%)を比較。欧州:ブラックロックおよびBroadridge、2021年11月時点。2021年12月1日時点で販売されている、欧州籍iシェアーズ・コアシリーズETFの目論見書記載の総経費率(TER)の単純平均(0.14%)と、Broadridgeの「バランス型」「株式」および「債券」のフィルターを使用してブラックロックが抽出した、比較可能なEMEA籍のアクティブおよびインデックス・ファンドの総経費率(TER)の単純平均(1.16%)を比較。EMEA(欧州・中東・アフリカ)籍のファンドは、以下の国々に籍を置くファンドに基づきます;オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、マン島、イスラエル、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、モーリシャス、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロベニア、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス、アラブ首長国連邦、英国。
29 プレスリリース:“iShares Takes Steps to Lead Industry in Style Investing”、2021年3月22日。
30 2021年10月20日、iシェアーズは、iShares Core Aggressive Allocation ETF(AOA)、iShares Core Growth Allocation ETF(AOR)、iShares Core Moderate Allocation ETF(AOM)およびiShares Core Conservative Allocation ETF(AOK)の経費率を0.15%に引き下げ、AFFE(Acquired Fund Fees and Expenses)関連の手数料を放棄することを契約上同意しました。
31 iシェアーズは2021年10月、iShares Physical Gold ETCの総経費率を0.12%に引き下げました。
32 ブラックロック(2021年10月16日時点)。累積コスト削減額は、2015年から2021年10月16日までの期間について、ファンドの以前の経費率と新しい経費率の差に、手数料引き下げ時のファンドの運用資産残高を乗じて算出。同期間中の複利効果は考慮していません。
33 Marks, Elizabeth and Hickman, Caroline and Pihkala, Panu and Clayton, Susan and Lewandowski, Eric R. and Mayall, Elouise E. and Wray, Britt and Mellor, Catriona and van Susteren, Lise、“Young People's Voices on Climate Anxiety, Government Betrayal and Moral Injury: A Global Phenomenon”。SSRNのウェブサイト:https://ssrn.com/abstract=3918955http://dx.doi.org/10.2139/ssrn.3918955
34 ブラックロック(2021年12月4日時点)。ブラックロックは「サステナブル」ファンドを、次の4つのカテゴリーのいずれかに該当するファンドと定義します。「ESG Broad」:ESGの明確な目標を持つファンド。この目標には、ターゲットを絞った定量化可能なESGの成果が含まれる場合があります。「ESG Thematic」:環境、社会またはガバナンスの特定のテーマに重点を置くファンド。「Impact」:投資リターンに加えて測定可能なサステナブル成果を生み出すことを追求するファンド。「Screened」:特定の事業分野へのエクスポージャーを除外する指数への連動を目指すファンド。サステナブルETFおよびインデックス投資信託全体の2020年末の運用資産総額は1,080億米ドルで、2021年12月4日には2,300億米ドルに達しました。
35 ブラックロック(2021年12月4日時点)。ブラックロックは「サステナブル」ファンドを、次の4つのカテゴリーのいずれかに該当するファンドと定義します。「ESG Broad」:ESGの明確な目標を持つファンド。この目標には、ターゲットを絞った定量化可能なESGの成果が含まれる場合があります。「ESG Thematic」:環境、社会またはガバナンスの特定のテーマに重点を置くファンド、「Impact」:投資リターンに加えて測定可能なサステナブル成果を生み出すことを追求するファンド。「Screened」:特定の事業分野へのエクスポージャーを除外する指数への連動を目指すファンド。iシェアーズは2021年12月3日現在、181銘柄のサステナブルETFを上場しています。上記のサステナブルの定義に基づくブラックロックの推定によると、サステナブルETFの運用銘柄がブラックロックに次いで多いETFプロバイダーの商品数は、それぞれ112、47です。地域別で見ると、iシェアーズは、欧州で125銘柄、米国で31銘柄、アジアで4銘柄、カナダで19銘柄、ラテンアメリカで2銘柄のサステナブルETFを上場しています。
36 “BlackRock Launches Two New Carbon Transition ETFs Underpinned by Proprietary Climate Analytics”(2021年4月9日)参照。https://www.businesswire.com/news/home/20210409005295/en/BlackRock-Launches-Two-New-Carbon-Transition-ETFs-Underpinned-by-Proprietary-Climate-Analytics
37 このようなファンドは、世界の平均気温の上昇を抑制する(地球温暖化を1.5°C以内に抑えるシナリオ)という、パリ協定の要件に沿った企業群から構成される指数を参照することで、これらの企業へのエクスポージャーを取るものです。
38 “BlackRock Takes Sustainable Investing Mainstream with Range of Low-Cost Sustainable Core ETFs”(2018年10月23日)参照。https://www.ishares.com/us/literature/press-release/sustainable-core-us-press-release-icr1018u-632761-1976816-stamped.pdf
39 欧州の少数の資産運用会社がITR指標を開示していますが、南北アメリカ、欧州、アジア太平洋地域で事業を展開する運用会社では、ブラックロックが最初です。
40 Fountainhead Brand Strategy、“The Key to the Millennial Market: Customization”、2018年2月12日。
41 ブラックロック(2021年12月1日時点)。提供するファンド数ベースの第2位と第3位のETFプロバイダーは、それぞれ521本と468本の商品を提供しています。
42 “BlackRock to Acquire Aperio - Leading Provider of Personalized Index Equity Solutions”(2020年11月23日)参照。
43 モーニングスター、“The best and worst S&P 500 funds”、2021年11月8日。2020年12月までの10年間の平均トラッキング・エラーを測定。iシェアーズ・コアS&P 500 ETF(IVV)の運用資産は2021年11月26日時点。この記事によると、「最も連動性の高いiシェアーズ・コアS&P 500 ETF(IVV)の平均トラッキング・エラーは、1ベーシスポイント未満でした。」S&P 500連動ファンドの5本に1本は、年間トラッキング・エラーが15ベーシスポイントを超えていました。また、年間トラッキング・エラーが1ベーシスポイントのファンドと2ベーシスポイントのファンドがそれぞれ1本ずつありました。
44 ブラックロック(2021年10月31日時点)
45 ブラックロック(2021年10月31日時点)
46 ブラックロック(2021年10月31日時点)
47 ブラックロックの試算によると、ブラックロックの株式インデックス運用資産4.8兆米ドルの約40%が、この新しい投票システムの対象となります(2021年6月30日時点)。議決権行使の権利がある資産に投資している退職年金の加入者は、全世界で6,000万人以上に上ります(2020年12月31日時点)。訳注3)ブラックロックはテクノロジーを活用した投票システムを用いて投資先企業への議決権行使に際して、より多くのお客様に各自の意見を反映することができる選択肢を提供することを追求しています。現在、6,000万人の生活を支える年金基金をはじめとする一部の機関投資家のお客様にこの選択肢を提供しており、今後その対象範囲を広げていく予定です。すべての投資家は自身の意見を伝える権利を有しており、将来的には個人投資家を含むあらゆる投資家が議決権行使のプロセスに参加する選択肢を持つことができるようにすることを目指しています。詳細は、「ラリー・フィンク 2022 letter to CEOs:資本主義の力」をご参照ください。
48 モーニングスター。S&P 500指数の一方向の年間売買回転率から導き出した平均。1992~2019年の回転率は3.9%であり、25年間の平均保有期間に相当します。
49 ブラックロック、2021年12月4日時点。ブラックロックの運用資産残高を1億2,000万で除して算出。推計値は、ブラックロックのiシェアーズETF/インデックス・ファンド、LifePathファンド(ターゲット・デート・ファンド)、確定拠出年金等に採用されているiシェアーズのインデックス・ファンドの合計から、ブラックロック、Broadridgeのデータをベースに算出(2021年11月4日時点)。推計のベースとなったデータは以下の通り;Blackrock FP&A(2021年10月31日時点の機関投資家顧客のインデックス運用資産残高)。フォーチュン100社(2019年6月)およびブラックロックのLifepath確定拠出年金の顧客(2021年10月31日時点)の20%がブラックロックのターゲット・デート・ファンドを選択していると推定。関係する様々な顧客のウェブサイトから入手した、公表されている平均「加入者数」の統計データ。米国のiシェアーズ投資家は、米国でiシェアーズETF(またはインデックス投資信託)を保有する口座の銘柄別総数を使用し、1世帯当たり、1利用者当たりの口座数および1口座当たりの保有銘柄数の内部推計に基づいて計算。インデックス運用をマンデートとする機関投資家顧客(ETFを除く)の推計は、ブラックロックの運用資産残高および全口座の利用者数に基づく。
50 ブラックロックおよびモーニングスター、2021年11月時点。2021年11月時点に米国で提供されている、iシェアーズ・コアシリーズETFの目論見書記載の平均純経費率(0.078%)と、比較可能なモーニングスターの「グローバル・ブロード・カテゴリー・グループ」に属する投資信託(債券、株式、バランス型を含む)の目論見書記載の平均純経費率(0.997%)を比較。
51 ブラックロック(2021年12月4日時点)。ブラックロックは「サステナブル」ファンドを、次の4つのカテゴリーのいずれかに該当するファンドと定義します。「ESG Broad」:ESGの明確な目標を持つファンド。この目標には、ターゲットを絞った定量化可能なESGの成果が含まれる場合があります。「ESG Thematic」:環境、社会またはガバナンスの特定のテーマに重点を置くファンド。「Impact」:投資リターンに加えて測定可能なサステナブル成果を生み出すことを追求するファンド。「Screened」:特定の事業分野へのエクスポージャーを除外する指数への連動を目指すファンド。サステナブルETFおよびインデックス投資信託全体の2020年末の運用資産総額は1,080億米ドルで、2021年12月4日には2,300億米ドルに達しました。
52 ブラックロックの試算によると、ブラックロックの株式インデックス運用資産4.8兆米ドルの約40%が、この新しい投票システムの対象となります(2021年6月30日時点)。議決権行使の権利がある資産に投資している退職年金の加入者は、全世界で6,000万人以上に上ります(2020年12月31日時点)。訳注3)ブラックロックはテクノロジーを活用した投票システムを用いて投資先企業への議決権行使に際して、より多くのお客様に各自の意見を反映することができる選択肢を提供することを追求しています。現在、6,000万人の生活を支える年金基金をはじめとする一部の機関投資家のお客様にこの選択肢を提供しており、今後その対象範囲を広げていく予定です。すべての投資家は自身の意見を伝える権利を有しており、将来的には個人投資家を含むあらゆる投資家が議決権行使のプロセスに参加する選択肢を持つことができるようにすることを目指しています。詳細は、「ラリー・フィンク 2022 letter to CEOs:資本主義の力」をご参照ください。

 

重要事項
当資料は、ブラックロック・グループ(以下、ブラックロック)が作成した英語版レポートを基に、ブラックロック・ジャパン株式会社(以下、弊社)が翻訳・編集したものです。記載内容は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の金融商品取引の勧誘を目的とするものではありません。また、海外の個人投資家を主対象として作成されたものを参考情報として日本に居住する個人投資家様にご提供するものです。そのため、例示は日本の投資家様にあてはまらないものを含む場合がある点にご留意ください。また、日本のお客様の知識、経験、リスク許容度、財産の状況及び金融商品取引契約を締結する目的等を勘案したものではありません。米ドル建資産を中心としたグローバル投資において、主に米ドル建で各資産の評価を行った上で作成されたものであり、日本の投資家様が円から、外貨建資産に投資を行う場合に受ける為替変動の影響は考慮されていないことにご注意の上、参考情報としてご覧ください。記載内容は、ブラックロック及び弊社が信頼できると判断した資料・データ等により作成しましたが、その正確性および完全性について保証するものではありません。また、記載内容の各種情報は過去のもの又は見通しであり、今後の運用成果を保証するものではなく、本情報を利用したことによって生じた損失等について、ブラックロック及び弊社はその責任を負うものではありません。記載内容の市況や見通しは作成日現在のブラックロックの見解であり、今後の経済動向や市場環境の変化、あるいは金融取引手法の多様化に伴う変化に対応し、予告なく変更される可能性があります。また、ブラックロックの見解、あるいはブラックロックが設定・運用するファンドにおける投資判断と必ずしも一致するものではありません。

リスクについて:
iシェアーズETFは、投資元本および投資元本からの収益の確保が保証されているものではありません。iシェアーズETFの価格は、連動を目標とする指数、組入有価証券の価格変動、金利および為替の変動等ならびにiシェアーズETFの発行者及び組入有価証券の発行者の経営・財務状況の変化ならびにそれらに関する外部評価の変化等により変動し、投資者は損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。特定の地域や分野に特化した投資では、一般に変動が大きくなり、より高い地理的リスクやアセットクラスのリスクにさらされます。信用取引等のお取引をされる場合は、保証金または証拠金以上のお取引が可能であるため、保証金または証拠金を超える大きな損失を被ることがあります。

手数料・費用等について:
東証上場iシェアーズETFについて:東京証券取引所に上場しているiシェアーズETFを売買する際の手数料は取扱いの金融商品取引業者(証券会社)等によって定められます。詳しくは証券会社までお問い合わせください。ETFの保有期間中は運用管理費用等を間接的にご負担いただきます。海外上場iシェアーズETFについて:海外の証券取引所に上場しているiシェアーズETFの売買の際の手数料は取扱い金融商品取引業者(証券会社)によって定められます。売買にあたっては、前述の手数料の他に、外国金融商品市場等における売買手数料および公租公課その他の賦課金が発生することがあります。(現地法制度等により定められるため記載できません。)売買にあたり、円貨と外貨、または異なる外貨間での交換をする際には、それぞれの証券会社で別途定められた手数料が課せられることがあります。ETFの保有期間中は運用管理費用等を間接的にご負担いただきます。保有時の費用の率は個別のiシェアーズETFによって異なります。また運用状況や保有期間等に応じて異なることからその上限額を示すことはできません。個別のiシェアーズETFに関する情報、運用報酬・管理報酬等については、取扱い金融商品取引業者(証券会社)、又はiシェアーズETFに関するウェブサイトにてご確認下さい。
※iシェアーズETFは、本資料で言及されている指数提供会社が出資、保証または発行を行うものではありません。また、これらの指数提供会社は、当ファンドへの投資の妥当性に関していかなる表明も行いません。ブラックロックは上記の指数提供会社の関連会社ではありません。本資料で言及されている指数の著作権その他一切の知的財産権は、各指数提供会社に帰属します。
©2022 BlackRock 無断複写・転載を禁じます。iShares(iシェアーズ®)およびBlackRock(ブラックロック®)はブラックロック・インクおよび米国その他の地域におけるその子会社の登録商標です。他のすべての商標、サービスマーク、または登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。本資料の著作権は、ブラックロック・ジャパン株式会社に帰属し、全部または一部分であってもこれを複製・転用することは社内用、社外用を問わず許諾されていません。本資料で言及されている指数の著作権その他一切の知的財産権は、指数毎の提供会社に帰属します。指数提供会社は、iシェアーズETFのいずれに関しても出資、保証、発行、販売、または販売促進を行うものではなく、またiシェアーズETFへの投資の妥当性についていかなる表明も行いません。ブラックロックは上記の指数提供会社の関連会社ではありません。

 

MKTGM0324A/S-3450773