BLACKROCK INVESTMENT OUTLOOK

2018年後半の市場見通し

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ブラックロックは2018年の投資テーマを見直しました。予想外に長引く新興国資産の下落を受けて、新興国資産の見通しを深く掘り下げました。

投資テーマ

トレンドを上回る米国の成長に支えられ、世界経済は引き続き底堅く拡大するとみていますが、今後の景気見通しについては、想定の幅が広がっていると考えています。米国の景気刺激策により上振れ余地が生まれ、生産性が向上し、経済成長とリスク資産への投資が進む可能性がある一方、貿易摩擦の激化とそれに伴う輸出価格の上昇圧力は、景気の下振れリスクをもたらす可能性があります。米国の段階的な利上げは、世界的な金融環境の引締め(悪化)につながっており、市場のボラティリティ上昇や新興国通貨の急落の一因となっています。こうした背景から、下振れショックに耐え得るポートフォリオを構築する必要性が更に高まっています。

圧力にさらされる新興国

新興国市場は各国固有のショックに見舞われています。加えて、金融環境の引締めが、多額の対外債務を抱える新興国を圧迫しています。ブラックロックは、新興国が今年このような展開になることは想定していませんでしたが、株式は金融資産の中でも回復の余地があるとみています。中国経済は底堅く推移しており、新興国のファンダメンタルズは概ね堅調で、各国固有のリスクはいずれ鎮静化すると考えています。バリュエーションには大幅な景気の下振れリスクが織り込まれています。米連邦準備理事会(FRB)は段階的な利上げを継続する方針ですが、2019年にはバランスシートの縮小ペースを落とす可能性があります。リスクとしては、貿易摩擦の悪化、大規模な資金流出に加え、FRBのタカ派的な金融政策の影響により、世界的な金利上昇や米ドル高が起きることが挙げられます。

市場に対する見方

ブラックロックは債券より株式を選好するスタンスをとっていますが、マクロ経済の不透明性に対する堅調な企業収益のバランスが釣り合わないため、リスクに備えたポートフォリオを構築する必要があると考えます。そのため、クオリティ株(財務が健全な質が高い企業)や、地域では米国の株式を選好します。債券では、米国の短期債に投資妙味があるほか、質の高いクレジットを選好します。リスクプレミアムの上昇により、新興国市場の株式(急落したテクノロジー・セクターを含む)に魅力的な投資機会があると考えています。また、相対的な割安感や通貨下落の影響を受けないことから、現地通貨建てよりもドル建て債券を選好します。

 

高まる先行きの不確実性
2年先の米国GDP成長率予想の分布、2018年 vs. 2017年

2018年上半期の資産パフォーマンス

出所:BlackRock Investment Institute。Consensus Economicsのデータを使用。2018年9月時点。注記:線は、2018年8月と2017年8月時点の、2年先の米国GDP成長率の予想の分布を表しています。縦軸は予想値の相対頻度を表しています。将来の予想は実現しない場合があります。

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※2018/10/1 時点の見方であり、その後の経済、市場の変動については反映しておりません。

※記載内容は、ブラックロック・グループ(以下、ブラックロック)が作成した英語版レポートを基に、ブラックロック・ジャパン株式会社が翻訳・編集したものです。記載内容は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の金融商品取引の勧誘を目的とするものではありません。また、米ドル建資産を中心としたグローバル投資において、主に米ドル建で各資産の評価を行った上で書かれたものです。日本の投資家が円から、外貨建資産に投資を行う場合に受ける為替変動の影響は考慮されていないことにご注意の上、参考情報としてご覧ください。記載内容は、日本に居住する個人投資家にはあてはまらない場合がある旨にご留意ください。その他ご注意点に関しては、必ず最終ページをご確認ください。

ブラックロック・インベストメント・インスティテュート(BII) チーフ・インベストメント・ストラテジスト
Head of Economic and Markets Research
チーフマルチアセットストラテジスト
チーフ株式ストラテジスト
チーフ債券ストラテジスト

重要事項
記載内容は、ブラックロック・グループ(以下、ブラックロック)が作成した英語版レポートを基に、ブラックロック・ジャパン株式会社(以下、弊社)が翻訳・編集したものです。記載内容は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の金融商品取引の勧誘を目的とするものではありません。また、米ドル建資産を中心としたグローバル投資において、主に米ドル建で各資産の評価を行った上で書かれたものです。記載内容は、日本に居住する個人投資家にはあてはまらない場合がある旨にご留意ください。日本の投資家が円から、外貨建資産に投資を行う場合に受ける為替変動の影響は考慮されていないことにご注意の上、参考情報としてご覧ください。また、日本のお客様の知識、経験、リスク許容度、財産の状況及び金融商品取引契約を締結する目的等を勘案したものではありません。記載内容は、ブラックロック及び弊社が信頼できると判断した資料・データ等により作成しましたが、その正確性および完全性について保証するものではありません。また、記載内容の各種情報は過去のもの又は見通しであり、今後の運用成果を保証するものではなく、本情報を利用したことによって生じた損失等について、ブラックロック及び弊社はその責任を負うものではありません。記載内容の市況や見通しは作成日現在のブラックロックの見解であり、今後の経済動向や市場環境の変化、あるいは金融取引手法の多様化に伴う変化に対応し、予告なく変更される可能性があります。また、ブラックロックの見解、あるいはブラックロックが設定・運用するファンドにおける投資判断と必ずしも一致するものではありません。

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