global investment outlook 2018

2018年のグローバル投資環境見通し

ブラックロックは11月に開催されたアウトルックフォーラムで、インフレ見通しや低ボラティリティの持続可能性、政治リスクの高まりが市場に及ぼす影響等、広範なトピックについて議論しました。そこで導き出されたブラックロックの見解についてご紹介します。

イベント日程
注目される2018年のイベント

注目される2018年のイベント

出所:BlackRock Investment Institute。2017年11月時点。
注記:FRBとECBは会合に続いて記者会見が行われます。日銀は展望リポートを発表します。

2018年のテーマ

世界同時景気拡大は続き、上振れ余地は縮小するものの、2018年以降も成長余地はあると考えています。米国を皮切りにインフレ率は緩やかに回復しており、米連邦準備理事会(FRB)は金融政策の正常化をゆっくりと、しかし着実に進めると予想します。米国の減税は当面の経済成長を押し上げ、FRBの正常化ペースを加速させる可能性があります。ユーロ圏と日本の中央銀行は金融政策の正常化に関してFRBに遅れをとっていますが、来年にも正常化に向けた次の動きに注目が高まると思われます。2018年は全般的に、リスクテイクに対するリターンが低下するでしょう。

見通しをめぐる議論

安定した経済環境の中で市場のボラティリティは低位にとどまると考えています。しかし、ほんの僅かでもボラティリティが上昇すると、レバレッジを用いたインカム戦略等は大きな影響を受け、市場は動揺する恐れがあるとみています。ただし、現状において金融システムのレバレッジが膨らんでいる兆候はほとんど見られません。例外は中国です。中国は、必要な経済改革が成長を鈍化させ、一時的な信用収縮を引き起こす恐れがあります。また、北米自由貿易協定(NAFTA)交渉は、世界貿易のリスクを判断する試金石になるとみています。ブラックロックでは、局所的なリスクがシステミック・リスクに発展する可能性があるかを評価する枠組みを作成しました。

市場に対する見方

タイトなスプレッド、低利回り、景気サイクルが成熟局面にあり、クレジットよりも株式に投資妙味があると考えます。特に、日本と新興国市場では、利益率の向上が株式リターンを押し上げるとみていますが、収益の伸びは勢いが弱まる可能性があります。ブラックロックは、セクターでは、金融とテクノロジーを選好します。安定した景気拡大はモメンタムのスタイルファクターに追い風と思われますが、反転する可能性もあるでしょう。その場合は、他のファクターを組み入れることで、分散効果が期待されると考えています。世界的な貯蓄の積み上がりと、インカム追求へのニーズが長期債利回りの上昇を抑えるとみています。特に、米国では通常の固定利付債よりもインフレ連動債を、クレジットでは格付の高い債券を選好します。



※記載内容は、ブラックロック・グループ(以下、ブラックロック)が作成した英語版レポートを基に、ブラックロック・ジャパン株式会社(以下、弊社)が翻訳・編集したものです。記載内容は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の金融商品取引の勧誘を目的とするものではありません。また、米ドル建資産を中心としたグローバル投資において、主に米ドル建で各資産の評価を行った上で書かれたものです。記載内容は、日本に居住する個人投資家にはあてはまらない場合がある旨にご留意ください。

※2017/12/11時点の見方であり、その後の政治、経済、市場の変動等については反映しておりません。

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ブラックロック・インベストメント・インスティテュート(BII) チーフ・インベストメント・ストラテジスト
マクロ経済及び市場リサーチ部門責任者
チーフマルチアセットストラテジスト
チーフ株式ストラテジスト
チーフ債券ストラテジスト

重要事項
記載内容は、ブラックロック・グループ(以下、ブラックロック)が作成した英語版レポートを基に、ブラックロック・ジャパン株式会社(以下、弊社)が翻訳・編集したものです。記載内容は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の金融商品取引の勧誘を目的とするものではありません。また、米ドル建資産を中心としたグローバル投資において、主に米ドル建で各資産の評価を行った上で書かれたものです。記載内容は、日本に居住する個人投資家にはあてはまらない場合がある旨にご留意ください。日本の投資家が円から、外貨建資産に投資を行う場合に受ける為替変動の影響は考慮されていないことにご注意の上、参考情報としてご覧ください。また、日本のお客様の知識、経験、リスク許容度、財産の状況及び金融商品取引契約を締結する目的等を勘案したものではありません。記載内容は、ブラックロック及び弊社が信頼できると判断した資料・データ等により作成しましたが、その正確性および完全性について保証するものではありません。また、記載内容の各種情報は過去のもの又は見通しであり、今後の運用成果を保証するものではなく、本情報を利用したことによって生じた損失等について、ブラックロック及び弊社はその責任を負うものではありません。記載内容の市況や見通しは作成日現在のブラックロックの見解であり、今後の経済動向や市場環境の変化、あるいは金融取引手法の多様化に伴う変化に対応し、予告なく変更される可能性があります。また、ブラックロックの見解、あるいはブラックロックが設定・運用するファンドにおける投資判断と必ずしも一致するものではありません。

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