BlackRock Investment Outlook

2018年4-6月期投資環境見通し

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ブラックロックは2018年について、世界経済の同時成長、インフレ率と金利の上昇、株式市場のボラティリティの高まりと経済の先行き不透明感の拡大といった環境をふまえて、3つの投資テーマを議論しました。今回はそのアップデートをお伝えします。

2018年のテーマ

米国経済がすでに好調な状態にある中で、税制改革と今後の財政支出計画が発表され、経済成長と企業利益に対する予想がさらに押し上げられました。これにより、経済の見通しが不透明になったとみています。設備投資が拡大し、その結果、生産性が改善する可能性がある一方で、景気が過熱し、リスクプレミアムが上昇するリスクが高まっていると考えるからです。インフレが持ち直す中で、米連邦準備理事会(FRB)は利上げを継続するとみていますが、ユーロ圏と日本のインフレについては、中央銀行が金融引き締めに転じるほどの勢いはないと考えます。全体としては、投資環境はリスク資産にとってポジティブですが、2017年と比較すると、リスク資産のリターンは抑制され、ボラティリティは上昇するとみています。

リスク

ブラックロックでは、米国における保護貿易主義の高まりが当面のグローバル経済にとって最大の脅威になると考えています。中国などに対する輸入制限措置が増加すれば、市場のボラティリティは急激に高まる可能性があるとみていますが、現在の良好な経済や市場のトレンドが変わることはないでしょう。ただし、貿易戦争にまで発展するようなことがあれば、センチメントの悪化が見込まれるため、現在の見通しを修正する必要が出てくるでしょう。金利の急上昇も注視すべきリスクですが、上昇のペースが安定し、成長見通しの改善に裏づけられている場合には、株式のパフォーマンスが良好となるとみています。

市場に対する見方

ブラックロックは株式を選好します。米国企業の利益予想は、減税による押し上げ効果を織り込む中で大幅に引き上げられ、世界的にも企業業績のモメンタムが強まっています。ブラックロックは、米国と新興国市場の株式を選好していますが、2017年よりも値動きが荒く、リターンもそれほど高くはならないとみています。その中で、テクノロジーや金融セクター、モメンタムのスタイルファクターに注目しています。国債については総じて慎重にみていますが、米国の短期債はリスク・リターンの水準からみて魅力的と考えています。クレジットについては、スプレッドがタイトであり、金利上昇の影響を受けやすくなっていることから、中立な見方を維持します。

 

市場予想がブラックロックGPSに追いつく
ブラックロックGPS vs. G7の市場予想、2015–2018年

市場予想がブラックロックGPSに追いつく

出所:BlackRock Investment Institute。Bloombergと Consensus Economicsのデータを使用。2018年3月時点。
注記:ブラックロックGPSは、G7諸国の経済について市場の12カ月先のGDP成長率予想が3カ月後の水準に対する、ブラックロックの分析に基づく予測を示しています。G7の市場予想は、12カ月先のGDP成長率に関する現時点での市場予想(Consensus Economicsが計測)を示しています。右上の表は、G7に含まれる国・地域に関して現在のブラックロックGPSと市場予想の差をパーセント・ポイントで表しています。ユーロ圏については、ドイツ、フランス、イタリアおよびスペインの成長率をGDP加重平均で合成した値を使用しています。

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※2018/4/2 時点の見方であり、その後の経済、市場の変動については反映しておりません。

※記載内容は、ブラックロック・グループ(以下、ブラックロック)が作成した英語版レポートを基に、ブラックロック・ジャパン株式会社が翻訳・編集したものです。記載内容は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の金融商品取引の勧誘を目的とするものではありません。また、米ドル建資産を中心としたグローバル投資において、主に米ドル建で各資産の評価を行った上で書かれたものです。日本の投資家が円から、外貨建資産に投資を行う場合に受ける為替変動の影響は考慮されていないことにご注意の上、参考情報としてご覧ください。記載内容は、日本に居住する個人投資家にはあてはまらない場合がある旨にご留意ください。その他ご注意点に関しては、必ず最終ページをご確認ください。

ブラックロック・インベストメント・インスティテュート(BII) チーフ・インベストメント・ストラテジスト
マクロ経済及び市場リサーチ部門責任者
チーフマルチアセットストラテジスト
チーフ株式ストラテジスト
チーフ債券ストラテジスト

重要事項
記載内容は、ブラックロック・グループ(以下、ブラックロック)が作成した英語版レポートを基に、ブラックロック・ジャパン株式会社(以下、弊社)が翻訳・編集したものです。記載内容は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の金融商品取引の勧誘を目的とするものではありません。また、米ドル建資産を中心としたグローバル投資において、主に米ドル建で各資産の評価を行った上で書かれたものです。記載内容は、日本に居住する個人投資家にはあてはまらない場合がある旨にご留意ください。日本の投資家が円から、外貨建資産に投資を行う場合に受ける為替変動の影響は考慮されていないことにご注意の上、参考情報としてご覧ください。また、日本のお客様の知識、経験、リスク許容度、財産の状況及び金融商品取引契約を締結する目的等を勘案したものではありません。記載内容は、ブラックロック及び弊社が信頼できると判断した資料・データ等により作成しましたが、その正確性および完全性について保証するものではありません。また、記載内容の各種情報は過去のもの又は見通しであり、今後の運用成果を保証するものではなく、本情報を利用したことによって生じた損失等について、ブラックロック及び弊社はその責任を負うものではありません。記載内容の市況や見通しは作成日現在のブラックロックの見解であり、今後の経済動向や市場環境の変化、あるいは金融取引手法の多様化に伴う変化に対応し、予告なく変更される可能性があります。また、ブラックロックの見解、あるいはブラックロックが設定・運用するファンドにおける投資判断と必ずしも一致するものではありません。

投資リスク・手数料について
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