投資家は今、何を考えているのでしょうか?

グローバル・インベスター・パルス・サーベイ(投資家動向調査) 日本レポート 2015







投資家が長い人生のための
資産形成への一歩を
踏み出すために

日本においては、2015年が2回目となるブラックロック・グローバル・インベスター・パルス・サーベイ(投資家動向調査)は、世界20か国約3万1,000人の投資家を対象に行われた投資家動向調査であり、本レポートでは、日本人が自身の資産運用やリタイアメント(退職)に向けた準備などについて、どのように考えているか調査・分析しています。

日本では高齢化が急速に加速しています。1960年時点の平均寿命は68歳でしたが2015年の平均寿命は 85歳と17年も延びています。このことは喜ばしいことである一方、リタイアメント後の生活が延びることを意味しており、これまで以上にリタイアメントに向けた資産形成を真剣に考える必要があります。日本人は快適なリタイアメント後の生活を迎えるためにも、現状をしっかり認識し、リタイアメント資金の形成に向けて投資の第一歩を踏み出す必要があります。

本調査は、日本の個人1,000名(25歳~74歳、男性480名、女性520名。金融資産1,000万円以上のマス富裕層 442名を含む)を対象に調査を実施しました。グローバルでは世界20カ国3万1,139人を対象に同様の調査を実施し、日本の投資家意識の調査のみならずグローバルとの比較が可能な調査となっています。なお、日本以外の対象国は、米国、カナダ、メキシコ、コロンビア、ブラジル、チリ、英国、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス、ベルギー、オランダ、 スウェーデン、中国、インド、香港、シンガポール、台湾となっています。

調査結果を見る
31,100
調査対象投資家数
(グローバル)
20
対象国数
1,000
調査対象投資家数
(日本)


5つのポイント

投資家心理

グローバルと比較して
依然として悲観的な
日本人の投資家心理

2015年の世界景気は底堅く推移した一方で、依然として7割以上の日本人が、将来の自身の経済状況に対して悲観的です。この比率は、グローバル平均の41%と 比較して、大きな開きがあります。また、悲観的であると 回答した日本人の比率は、昨年からほとんど変化していません。

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自身の将来の経済状況に対して悲観的に考えている日本人は依然として多い

保有資産の状況

預貯金を好む傾向は
依然として強く
理想とは大きく乖離

預貯金のみ保有し、投資を行っていない日本人は46%とグローバルと比較して13%高く、依然として、預貯金偏重の傾向は続いています。また、金融資産における 現預金の比率は、日本人の平均は69%と、グローバルの平均より10%高い結果となりました。

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現在の金融資産の保有状況

投資家動向

投資を行っている日本人の
多くは、様々な資産に
投資している。

預貯金のみを保有している人の比率が高い日本人ですが、すでに投資を行っている人の半数以上は、投資信託やNISAのメリットを
理解し、活用しているようです。
さらに、投資対象は、自国の株式や債券に留まらず、海外の資産や
マルチアセット型に分散投資している投資家も多く見られました。

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投資信託、NISAを利用していますか?

リタイアメント

リタイアメントに対する
準備は、グローバルよりも
遅れている

日本もグローバルも同様に、約半数の回答者がリタイアメント後の資金に不安を抱いています。一方で、早く準備を始める必要性や必要な資金への理解、リタイアメント資金の準備状況は、グローバルと比較すると、大きな遅れが見られます。

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リタイアメント(退職)に対してどのように考えるか

ネクストステップ

ファイナンシャル
アドバイザーやテクノロジー
の活用がリタイアメント準備
拡大の鍵

我々は本調査によって、多くの日本人が長い人生のための資産準備の一歩を踏み出したり、準備を積極化するために重要なテーマが浮き彫りになったと考えています。それは、金融機関などのファイナンシャル・アドバイザーや、テクノロジーを活用した情報収集が活性化されることです。

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ファイナンシャル・アドバイザーの利用状況別の投資家心理/投資行動