保有資産の状況

預貯金を好む傾向は依然として強く
理想とは大きく乖離
預貯金のみ保有し、投資を行っていない日本人は46%とグローバルと比較して13%高く、依然として、預貯金偏重の傾向は続いています。また、金融資産における現預金の比率は、日本人の平均は69%と、
グローバルの平均より10%高い結果となりました。
さらに、本調査で、日本人に理想的な預貯金の保有比率を聞いたところ、平均で41%となり、実際の保有比率(69%)とは、大きな乖離があります。
多くの日本人にとって、現状の現預金の比率は理想と大きな開きがあるため、
その状況を改善するためには、投資に関する一層正しい理解を身につける必要がありそうです。

Current asset allocation

現在の金融資産の保有状況

Japan 日本
Global グローバル
difference 日本はグローバル
に対して9%少ない
日本53% グローバル44% 9%
difference 日本はグローバル
に対して13%多い
日本46% グローバル33% 13%

調査対象地域:グローバル 分析対象者数:グローバル 31,139人、日本 1,000人




約7割を占める日本人の現預金比率

日本人の金融資産の構成比を見てみると、約7割を現預金が占めています。この比率はグローバルと比較して約1割高く、貯蓄から投資の流れはまだ本格化していないようです。

日本はこの1年、長い間見られなかった生活必需品などの物価上昇(インフレ)を経験しています。

今後、本格的なインフレの時代がおとずれると、現預金は必ずしも安全資産とはいえません。日本人にとって経済状況の変化を捉え、これまで以上に資産構成を真剣に見直す時期がきているといえます。



現在保有している金融資産の構成比は?



貯蓄を行う目的に、具体的なライフイベントへの備えをあげる日本人は少ない

貯蓄を行う目的として最も多かった回答は「不測の事態への備え」、次いで多かったのが「リタイアメント資金」となりました。一方で、教育資金や住宅資金を目的とする人の比率は、あまり大きくありませんでした。
日本人は、将来に対する不安が高いため、具体的なライフイベントに対する備えよりも、不測の事態への備えとして預貯金を確保し、少しでも安心感を得ようとしているのかもしれません。



貯蓄を行う目的は?



投資に対する理解の深さは、グローバルと大きく異なる

貯蓄から投資への流れがなかなか進まない日本において、「投資はギャンブルみたいなもの」と考えている人は約6割と過半数を占めました。グローバルでも半数以上が同じように考えています。
一方で、「長期の資産形成を真剣に考えている」との回答は35%、「高いリターンを得るためには、リスクを取らなくてはならない」との 回答は19%と、グローバルと比較すると、かなり低い比率となっています。
日本人が、預貯金から投資へ少しでも多くの資産を振り向けるためには、投資に対する正しい理解を深めていくことが重要であることが、 浮き彫りになる結果となりました。



投資をどのように考えていますか?






5つのポイント