Investment directions

良い材料、悪い材料、厄介な材料

米国内外の株式の年初来パフォーマンスは好調であり、驚くべきことに多くの債券も堅調に推移しているため、「テーパータントラム(量的緩和の縮小をめぐる市場の癇癪)」の再来は回避できると考えています。その一方で、不安を感じている投資家も多いと思われます。

要約

  • 2017年最後の数カ月を迎えるにあたり、経済や市場は比較的良好な状態にあるとみています
  • 世界経済は「ゴルディロックス」(適温)状態にあり、経済成長は市場を支えるのに十分な強さと評価しています
  • ただし、中央銀行が金融引き締めの強化に向かうほど過熱していないと考えています



8年間上昇してきた米国市場のバリュエーションの高さを懸念する投資家もいるでしょう(ブラックロックでは、バリュエーションは見かけほど高くはなく、株式は債券と比較して今も投資妙味があると考えています)。また、長い間低ボラティリティが続いてきたため、今後は8月にみられたようなボラティリティの上昇局面が増えるのではないかと懸念する人もいるでしょう(ブラックロックでは、景気後退のシグナルが現れた時には比較的長い調整が起きると考えていますが、現時点でそのようなシグナルは現れていないと考えています)。

しかし、市場を揺るがす突然の出来事が起きる可能性は、いくつも考えられます。北朝鮮と米国の緊張が高まっていることは大きな懸念材料の1つです。米国の政治については、債務上限の引き上げと政府予算の確保は実現する見通しですが、この問題は3カ月程度先送りされたにすぎません。一方、不法移民の子供に対する強制送還猶予措置(DACA)をめぐって移民法制に関する議論が新たに浮上したため、市場が待望している税制改革が進まなくなる可能性があります。

このような状況であっても、ブラックロックの見解に変更はありません。ブラックロックは債券よりも株式を選好しますが、米国株式は中立としています。欧州、日本、新興国市場を中心に、米国以外の株式に対しては強気の見方を維持しています。一方で、戦略的に一定のポジションを債券に投資することも引き続き選好します。これは、ポジションのバランスを取るためであり、大きな混乱が起きた時には分散投資として重要な役割を果たすと考えているためです。

※2017/9/18時点の見方であり、その後の政治、経済、市場の変動等については反映しておりません。

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重要事項
当資料は米国法人であるブラックロック・インク(以降、ブラックロック)が発表した英語版のレポートを基に、ブラックロック・ジャパン株式会社(以降、弊社)が翻訳・編集したものです。当資料は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の金融商品取引の勧誘を目的とするものではありません。記述の内容は日本を含むグローバルの投資家を想定して作成されたものですが、日本に居住する個人投資家にはあてはまらない場合がある旨にご留意ください。特に、為替リスクについては現地通貨ベースで考察しているため、日本の投資家が日本円で投資を行う場合は、為替変動などの影響を大きく被る可能性があります。さらに、日本のお客様の知識、経験、リスク許容度、財産の状況及び金融商品取引契約を締結する目的等を勘案したものではありません。当資料は、ブラックロック及び弊社が信頼できると判断した資料・データ等により作成しましたが、その正確性および完全性について保証するものではありません。また、当資料中の各種情報は過去のもの又は見通しであり、今後の運用成果を保証するものではなく、当資料を利用したことによって生じた損失等について、ブラックロック及び弊社はその責任を負うものではありません。当資料に記載された市況や見通しは作成日現在のブラックロックの見解であり、今後の経済動向や市場環境の変化、あるいは金融取引手法の多様化に伴う変化に対応し、予告なく変更される可能性があります。また、ブラックロック・グループの見解、あるいはブラックロック・グループが設定・運用するファンドにおける投資判断と必ずしも一致するものではありません。

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