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グローバル経済見通し

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中国は世界の経済成長の重要な牽引役です。米国との貿易摩擦や国内の債務残高の上昇をめぐる懸念はあるものの、当面は底堅い成長が続くとみています。中国の経済成長には大きな構造的変化がみられ、量(GDP目標)から質(成長の持続可能性)へと重点が移行していると考えています。重要な変化として、GDPに対する個人消費の影響がかつてないほど拡大し、投資のそれを上回っています。こうした変化は、中国への投資を検討する上で重要な要素であり、中国経済が今後の世界経済をどの程度下支えするかにも大きく影響するとみられます。中国の巨大で透明性に欠ける金融システムにはレバレッジが積み上がっており、長期的には中国と世界経済にとって最大のリスク要因になると考えています。注目点は以下のとおりです。

中国:量から質への転換

貿易戦争は、戦後の経済体制を支えてきた中核的な柱に亀裂が入る恐れがあります。ブラックロックは、自由貿易による経済成長の恩恵を広く享受する上では、信頼感が大きな役割を果たすと考えています。保護主義は成長とインフレ見通しにとって無視できないリスク要因であり、金融市場のリスクプレミアムに影響を与えると考えます。

  • 中国経済は懐疑論者が予想する以上に底堅さを示しているとみていますが、今後は難しい舵取りを迫られるでしょう。直近の鉱工業生産と小売売上高の伸びは市場予想を下回りました。中国政府は経済成長の緩やかな減速に過剰な反応をみせておらず、レバレッジ縮小と不動産バブル抑制に向けた取り組みを強化しています。
  • ブラックロックGPS(ブラックロック独自の経済モデル)によると、中国の経済成長率は今後底堅く推移するとみています。ただし、米国との貿易摩擦の悪化が足かせになる可能性があるでしょう。
  • GDPに対する個人消費の影響が拡大し、経済成長が量から質へ転換する動きが進めば、世界第2位の経済大国である中国は、より持続的な成長を実現できるとみています。本稿では、こうした転換の中で中国が直面している課題を明らかにします。中期的には、金融面の脆弱性が最大のリスク要因であると考えています。

Special Mention Loans(要注意債権)が不良債権化する可能性
中国の商業向けローン残高の内訳、2004-2018

中国の商業向けローン残高の内訳

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※2018/6/18 時点の見方であり、その後の経済、市場の変動については反映しておりません。

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Jean Boivin
マクロ経済及び市場リサーチ部門責任者

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