2020 GLOBAL OUTLOOK

耐性が重要

先進国国債のバリュエーションは、ブラックロックの経済見通しと照合すると割高な方向に行き過ぎているようにみえます。一部の利回りはブラックロックが下限値に近いと考える水準にあり、従来ほどではないものの依然として分散効果があるとみています。散の役割を担うとみています。また、クオリティファクターの特性をもった株式やサステナビリティに着目することがポートフォリオの耐性につながると考えます。

ポートフォリオを安定させるためには、米国債が他の先進国国債よりも好ましいと考えており、またサステナビリティを投資プロセスに組み込むことが重要であるとみています。

米国株を選好する理由

世界株式のクオリティファクターの国/地域別ウエイト:2020年

株式スタイル・ファクターのパフォーマンス:2019-2020年3月

  

  • 出所

    出所:ブラックロック・インベストメント・インスティテュート、MSCIのデータを使用。2020年4月7日時点
    注記:棒グラフは、MSCI ACWI クオリティ・インデックスの地域別のウェイトからMSCI ACWI インデックスのウェイトを差し引いたものです。

  • 米国株について、上図のようにクオリティファクターの特性を持った企業の集中度が比較的高いことから選好します。 さらに、米国の圧倒的な政策支援の規模は、他の多くの先進国を凌駕しています。
  • 新型コロナウイルスによる不確実性が資産クラス全体のボラティリティの上昇に拍車をかけています。 中央銀行の行動は債券市場の安定化につながっている一方で、株式のボラティリティは最近の高値から後退しているものの、依然として高い水準にあります。
  • 先進国国債のバリュエーションは、ブラックロックの経済見通しと照合すると割高な方向に行き過ぎているようにみえます。一部の利回りはブラックロックが下限値に近いと考える水準にあり、従来ほどではないものの依然として分散効果があるとみています。米国債が直近、記録的な低水準からリバウンドしたことは、反転リスクを示唆していると考えています。
  • サステナビリティに焦点を当てることで、ポートフォリオの耐性を高めることができると考えます。ブラックロックは、今後数十年にわたりサステナブルな資産に資金が流入し、サステナブル投資戦略は奏功すると考えています。リスク資産の下落後にポートフォリオのリバランスを行う投資家は、そうした投資に振り向けることも検討に値すると考えます。

ポートフォリオを安定させるためには、米国債が他の先進国国債よりも好ましいと考えており、またサステナビリティを投資プロセスに組み込むことが重要であるとみています。

執筆者
Philipp Hildebrand
ブラックロック副会長
Jean Boivin
BIIヘッド
Elga Bartsch
BIIマクロリサーチヘッド
Mike Pyle
BIIチーフインベストメントストラテジスト
Scott Thiel
BIIチーフ債券ストラテジスト

重要事項
当レポートの記載内容は、ブラックロック・グループ(以下、ブラックロック)が作成した英語版レポートを、ブラックロック・ジャパン株式会社(以下、弊社)が翻訳・編集したものです。また当資料でご紹介する各資産の見通し(米ドル建て)は、米国人投資家などおもに米ドル建てで投資を行う投資家のための見通しとしてブラックロック・グループが作成したものであり、本邦投資家など日本円建てで投資を行う投資家の皆様を対象とした見通しではありません。 記載内容は、米ドル建て投資家を対象とした市場見通しの一例として、あくまでご参考情報としてご紹介することを目的とするものであり、特定の金融商品取引の勧誘を目的とするものではなく、また本邦投資家の皆様の知識、経験、リスク許容度、財産の状況及び金融商品取引契約を締結する目的等を勘案したものではありません。記載内容はブラックロック及び弊社が信頼できると判断した資料・データ等により作成しましたが、その正確性および完全性について保証するものではありません。各種情報は過去のもの又は見通しであり、今後の運用成果を保証するものではなく、本情報を利用したことによって生じた損失等についてブラックロック及び弊社はその責任を負うものではありません。記載内容の市況や見通しは作成日現在のブラックロックの見解であり、今後の経済動向や市場環境の変化、あるいは金融取引手法の多様化に伴う変化に対応し予告なく変更される可能性があります。またブラックロックの見解、あるいはブラックロックが設定・運用するファンドにおける投資判断と必ずしも一致するものではありません。

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